千葉県経済

調査研究情報

千葉県経済へのTPPの影響とその評価―農業への影響を中心に―

(株)ちばぎん総合研究所
経済調査部 主任研究員
下出 直樹

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<内容>
  13年3月に政府は正式にTPPへの交渉参加を表明しました。貿易の自由化により輸出が拡大することが期待される一方で、安価な輸入農産物が流入して国内農業が大きな打撃を受けることが懸念されています。
  政府はこの機会をピンチではなく、日本の農業改革のチャンスと捉え、農業部門を成長分野と位置づけて、輸出の増加などによって今度10年間で農業・農村全体の所得を倍増させるという目標を掲げています。
  千葉県は温暖な気候や豊かな自然に恵まれ、首都圏に近接するという立地条件の良さから、日本で3番目の農業産出高を誇っています。TPPへの参加による県内農業への影響は、関税撤廃交渉の重要品目とされているコメ、牛、豚を中心に産出額全体の4分の1に及ぶと試算されています。一方で、千葉県農業においてはTPPの影響をほとんど受けない野菜、いも類、花卉の産出高が全体の約半分を占めているという特徴もあります。
  今後、千葉県の農業、とりわけ影響の大きいコメ、牛、豚の分野が持続的な成長を遂げていくために以下の3点を提言します。1つ目は「農業規模の大規模化」、2つ目が「農産物のブランド化」、3つ目が「海外への輸出を含めた販路の拡大」です。
  千葉県は立地の優位性に加えて、空港、海港を始めとした物流面での優位性を持っています。農業生産者と行政、農協などが連携してこのポテンシャルを活かしていく事が求められます。

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