千葉県経済

調査研究情報

千葉県の人口動向と今後の取り組みについて

(株)ちばぎん総合研究所
受託調査部主任研究員
安間 慎一郎

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<内容>
これまで増加基調にあった千葉県の人口は、東日本大震災の発生後、減少へと転じましたが、現在では震災の影響も和らぎ、再び増加しています。当社が推計した2015年10月の県内人口は620万人と、2012年に実施した下位推計値618万人および2013年の国立社会保障・人口問題研究所推計値619万人を上回る見通しです。15年10月の国勢調査で2010年国勢調査時の人口(622万人)に到達できるかどうかは、集計対象となる「転出入届を出していない県内への流出入者」の多寡次第と言っても過言ではありません。仮に同水準に到達できれば、5年タームでみた千葉県人口のピークを更新することができ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた県全体の盛り上がりに弾みをつけることができます。しかし、県内の各地域に目を向けると、地域の魅力を高めて人口を呼び込んでいる自治体がある一方、現状維持が難しいと思われる自治体もあり、二極化が進んでいます。
多くの自治体が人口対策を重要課題と位置づけて取り組んでいる中、ありきたりの施策では大きな効果は期待できず、いかにメリハリのある施策を展開できるかが鍵になると言えるでしょう。
自治体によって置かれた環境や課題は異なるので、@各自治体に共通する対策とA人口の長期減少が避けられない自治体や高齢者が急増している自治体を対象とした対策の2つに分け、次のとおり提言します。
各自治体に共通する人口対策として、「転入を誘発するインフラの早期整備」「徹底した子育て支援」「地域資源を活用したスポーツツーリズムの推進」「外国人との共生」の4点。人口の長期減少が避けられない自治体や高齢者が急増している自治体を対象とした対策として、「コンパクトシティ化による効率的な自治体運営」「周辺自治体との広域連携」「特定の分野に傾注したまちづくり〜医療・介護を中核としたシルバータウン」の3点です。
千葉県は、首都圏という好立地にありながら、温暖で自然豊かな環境でもあり、高いポテンシャルを持っています。各自治体が危機意識を持ち、地域特性を生かした魅力ある施策を精力的に展開することが望まれます。 

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