千葉県経済

調査研究情報

東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた県内準備状況と今後の課題

(株)ちばぎん総合研究所
調査部研究員
大村 泉

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<内容>

千葉県では、昨年幕張メッセでオリンピック3競技、パラリンピック4競技の開催が決定し、新たに一宮がサーフィン会場となったことで計8競技が実施されます。
県内市町村へのアンケート結果をみると、東京大会に向けて「キャンプ誘致」などに積極的に取り組む先が多い一方、「オリパラ担当部署がない」自治体が全体の9割、障がい者回遊に備えた「公共施設のバリアフリー化未着手」の先が同8割弱など、国・県のみならず、市町村でも開催準備は遅れ気味と言わざるを得ません。観光関連事業者へのアンケートにおいては、好影響を見込むのは都心に近いほど多く郡部では少ないといった温度差がみられました。
オリパラは本番だけでなく大会後のレガシー創出をもって真の成功と言えます。千葉県におけるレガシーである「国際都市としての千葉の地位向上」や「障がい者・高齢者・外国人などを含めた多様な人々が豊かに暮らせる共生社会の構築」を実現すべく、以下3つを提言します。1つ目は県内全体での気運醸成です。現状、官民ともに個々での温度差があり、今後はオール千葉で盛り上げていく必要があります。2つ目はハード面の早期整備です。交通インフラの整備、標識等の多言語化など訪日客増加を見据えた対応、来る超高齢化社会をも見据えたバリアフリー化が挙げられます。特にパラ競技が東京都に次いで多い千葉県では、施設整備の難度が高く早急な対応が必要です。3つ目はソフト面の整備です。ボランティアなど「人が関わる部分」と、SNSによる情報発信など「システム等が関わる部分」の対応のほか、子供への教育などを通じて「心のバリアフリー」を実現することも重要です。
オリパラ競技開催が千葉県にとって大きなチャンスであると同時に、対応が不十分である場合マイナスイメージを植え付けるリスクにもなり得ることを強く意識し、前広かつ周到に準備を進めましょう!

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