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わたしの意見 ― 水野 創

東日本大震災から4年、2020年東京オリンピック・パラリンピックまで5年

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」3月12日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 東日本大震災から4年が経過した。

 東日本大震災からの復興は、直後の為替超円高、株安から政権交代、アベノミクス、消費税引き上げ、米国経済回復へと経済環境が大きく変化する中で進んできた。

 この4年間で千葉県の人口が増勢を回復したことは本レターでも報告しているが、今回は人口以外の指標も確認しておきたい(表1,3)。





 人口以外の千葉県の主要経済指標を見ると、鉱工業生産指数、有効求人倍率、常用雇用指数、成田空港旅客数、地価など多くの指標が回復に転じている。一方、回復が遅れているのが賃金指数、消費税引き上げの影響が続いている個人消費関連だが、これらも4月以降は実質所得の回復の効果発現が期待される。

 既に増勢を回復している指標は、水準も東日本大震災前の2010年の水準を上回っているものが多い。それらの次の目標はリーマンショック前の2007年が想定され、達成間近な成田空港旅客数から距離のある地価までさまざまである。

 リーマンショック以前の日本経済は、海外のバブル景気、為替円安が続き、消費者物価、資産価格(株価、地価)も上昇していた(表2)。今後を展望すると、当時と似た環境を期待できる一方、生産年齢人口減少・人件費上昇、消費税再引き上げ、政策変更・地政学リスク等による市場の振れなど異なった部分もある。



 アベノミクス第2幕から2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、今後5年間、企業部門のイノベーション、創意工夫、各部門の生産性向上による潜在成長力上昇、地方創生など、いろいろな角度から新しい挑戦が進むと思う。



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