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わたしの意見 ― 水野 創

激戦、訪日外国人客取り込み<祝・成田空港第3ターミナル>

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」4月9日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 

 成田空港の第3旅客ターミナルがオープンした(4月8日)。折しも2月の訪日外国人客は138万人と単月で過去最高を記録し(日本政府観光局推計)、観光、宿泊、買い物等関連業界はその効果を享受している。新しいインフラの活用が期待される。

 この機会に、過去最高となった2月の訪日外国人がどの空港、港から入国したのか、出入国管理統計(2月速報)で確認してみよう(表1,2)。





 @入国者数は成田が引き続き首位。ただしシェアは羽田と合わせた首都圏で見ても43%と前年2月の47%から低下、国際線LCCネットワークで先行する関空が21%から24%に高まっている。また入国者5万人以上は7空港で前年2月に比べ2空港(那覇、中部)増加。

 A前年2月比の増加人数のうち関空が約3割、成田が2割、羽田が16%を占める。

 B上位3空港で入国者数、増加数共に全国の3分の2を占める。ただし、それ以外にも多くの空港、港が前年を大きく上回る入国者をお迎えしている。入国者1000人以上の空港、港(上記3空港を除く)で入国者が前年比2倍以上になったのが7空港、5割以上2倍未満になったのが9空港ある。



 出国日本人は8割以上が上位3空港を利用しているのに対し(表3)、入国外国人の選択の幅は広い。努力次第で可能性が開ける。そもそも訪日外国人客の大幅増加そのものが、円安効果だけでなく、ビザ緩和、消費税免税制度の拡充、各地の訪日プロモーション等の取り組み全体の成果だと思う。

 我々も今後の地方創生事業の中で交流人口の一層の増加に積極的に取り組みたい。
 なお、日本人出国者は減少傾向が続く中で、羽田が一人勝ちであることを付け加えておく。



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