機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2008年 6月号 リード

房総をゆく

銚子市・旭市

黒潮が形成した房総の東端

黒潮は赤道付近で生まれ、強力な海流となって日本列島に沿って進む。そして銚子沖で東に向きを変え、アメリカ大陸に向かう。これは太古も今も同じだ。この黒潮が、銚子に南から人やモノを運び、その海流の力で旭に砂州と湖をつくりだした。黒潮と深くつながる2つのまちの歴史を追う。

会社を強くする! 実践経営塾

シリーズ:安心・安全に配慮する(1)
「認証を取得する」

食品に対する消費者の目がますます厳しくなっている。安くておいしいものをつくれば売れる時代から、安全・安心な食品でなければ購入されない時代になってきた。そんな中、国際規格の食品安全マネジメントシステム「ISO22000」の認証を取得する中小食品メーカーが増えている。自社の安全管理体制強化と消費者や取引先からのさらなる信頼獲得をねらっての動きだ。いち早く同認証を取得した2社を紹介する。

復活のシナリオ

破産のどん底から開発指向型企業へ
株式会社パラマ・テック

企業経営は、つねに多くのリスクにさらされている。今日の勝者が明日の敗者となり、過去の勝因が現在の敗因になることも珍しくない。新しくスタートする「復活のシナリオ」では、倒産や急激な業績の落ち込みといった危機的状況に陥りながら、どん底からの復活を果たした経営者の奮闘を取り上げていく。
 第1回目にご登場いただくのは、医療機器メーカー㈱パラマ・テック(福岡市)の深水哲二社長。前身の㈱パラマが1988年に破産し、当時課長だった深水氏らが新会社を設立した。同志とともにお家再興を目指した復活のシナリオとは――。

企業最前線

幾多の難関を乗り越え、白血病治療の新薬開発に成功
東光薬品工業株式会社

大手製薬メーカーも二の足を踏むとされる難病の治療薬開発に、中小企業である東光薬品工業㈱がチャレンジ、幾多の難関を乗り越えてついに実現した。すでに国内の医療現場では使用され、今後はライセンス供与で北米、ヨーロッパ、アジアなど海外へも展開し、世界の白血病患者へ救命の手を差し伸べていく。

チャレンジャー

このスポーツをメジャーにして、いつか選手たちを五輪に連れていきたい
飯塚順司[アームレスラー]

  • 中学生のころは、ジャッキー・チェン映画の全盛期。あの筋肉質の体に憧れて、我流(がりゅう)のトレーニングを始めたら、学校の腕相撲ではだれにも負けなくなりました。
  • 悪いクセを直すのに一苦労。クセを直して攻撃すると、まったく力が入らない。体が守りに入ると、自然にクセが出る。でも、それを乗り越えないと上には行けないんです。
  • 最後の世界大会は、2005年。結果うんぬんより楽しもうと思ったのが良かったのか、すんなり優勝を手にした。そして翌年に、念願の道場を野田に開きました。