機関誌
マネジメントスクエア
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2008年 2月号 リード
房総をゆく
香取市
伝統の力を生かして、にぎわいの再興を図る
2006年3月、佐原市、小見川町、山田町、栗源町が合併して新たに発足した香取市。かつて水運のまちとして栄えた旧佐原市はこの数年、観光を産業のメーンに据えているが、その斬新な取り組みは全国的にも注目されている。佐原のまちのダイナミックな歴史をたどってみよう。
会社を強くする! 実践経営塾
シリーズ・地域資源を活用する(1)
「地元の素材にこだわる」
経済産業省は、2007年6月の「中小企業地域資源活用促進法」の施行を受け、総務省や農林水産省など6省連携のもと、各地域の強みとなりうる地域資源を活用した新商品や新サービスの開発・市場化を支援する事業をスタートさせた。この地域資源活用事業では、5年間で計1,000件の地域発ブランドの創出を目ざす。すでに第2回認定まで行われ、全国で計 222件の事業計画を採択。今回は、認定企業となり、地域資源を生かした新商品開発に挑む 2社を紹介する。
「二代目」の挑戦
一本足経営を脱し次の成長ステージへ
治山 正史[はるやま商事株式会社代表取締役社長]
全国に「紳士服はるやま」など、359店舗を展開する紳士服チェーン大手のはるやま商事㈱。現在、メンズ/レディスビジネスウェアのJOC(日本オリンピック委員会)オフィシャルパートナーであり、今年の北京オリンピックでは、日本選手団が同社のウエアを着て大舞台に臨む。2003年、先代の子息で伊藤忠商事出身の治山正史社長が二代目社長に就任。役員時代には都市型ショップの「Perfect Suit FActory(P.S.FA)」を立ち上げ、同社の主力事業に育て上げた。既存店の立て直しと首都圏攻略を掲げる二代目の戦略に迫る。
企業最前線
世界屈指の金属加工技術で、最先端のモノづくりに貢献
株式会社日本クロス圧延
創業から非鉄希少金属(レアメタル)の塑性(そせい)加工に特化し、“クロス圧延”と呼ばれる独自の加工技術を開発。モリブデンやタングステン、マグネシウム合金などの新素材金属の加工を、次々に実現してきた㈱日本クロス圧延。その傑出した金属加工ノウハウは、数多くの企業や研究機関の注目を集めている。
チャレンジャー
僕の人生はラグビー一直線
粘り強くW杯先発をねらっていきます
浅野良太[ラグビー選手・NECグリーンロケッツ所属]
- 小学校1年生のとき、佐倉市ラグビースクールに入ったのがラグビーとの出会いです。 小学5年生のころの文集には、夢は「ラグビー日本代表」と大まじめで書いていました。
- 運はあまり良くないと思っているんです(笑)。ただ、あきらめが悪いというか、小さいころから負けず嫌い。自分の意見が通らないと許せない。人よりは、いい意味で粘り強いと思う。
- いずれは高校の教員になるのが僕の最終的な夢なんです。自分は花園に行けなかったから、今度は連れて行くという形で、花園に行けたら、と。