機関誌
マネジメントスクエア

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2008年 10月号 リード

房総をゆく

千葉市若葉区・緑区
貝塚・城跡・街道に刻まれた歴史

千葉市6区のうちの2区。両区を合わせた面積は広大で、千葉市の55%以上を占める。1960年代以降、ハイテンポで住宅が建設され、新興住宅地のイメージが強いが、実は市内でもきっての歴史的遺産の宝庫。その一端をご紹介しよう。

会社を強くする! 実践経営塾

シリーズ:安心・安全に配慮する(4)
「犯罪・災害に備える」

「『世界でもっとも安全な国』という日本の安全神話は崩壊した」。近年、そんな声が聞かれる。実際、過去に例を見ないような凶悪犯罪が相次ぐ一方、地震など自然災害の被害が後を絶たない。加えて、IT社会の進展により、なりすましや盗聴、データ改ざんといった新たな情報関連犯罪も頻発している。人々の危機感が増す中、いかにそうした不安を払拭(ふっしょく)し、リスクを軽減するかが、日本社会に求められているといえるだろう。今回は、企業や個人を守るセキュリティ・サービスを展開している2社を紹介する。

復活のシナリオ

老舗テーラーを再興した主婦社長
株式会社銀座テーラー

(株)銀座テーラーは、1946年に創業した仕立て服専門の高級テーラー。一流の職人がオールハンドメイドで仕上げ、顧客には政財界のトップが名を連ねる。最盛期には銀座に3店舗を構え「知る人ぞ知る」テーラーに成長していた。ところが、安くても30万円という高級スーツの需要は、バブル崩壊後に激減する。「銀座の帝王」と呼ばれた二代目の放漫経営も、老舗テーラーを窮地に陥らせた。二代目である夫に代わって事業再建の先頭に立ったのが、主婦業に専念していた妻の鰐渕美恵子社長。経営経験ゼロの主婦社長は、いかにして老舗テーラーの再興を果たしたのか。

企業最前線

お客様第一主義に徹し、外房トップの葬儀社に躍進
アスカグループ

1985年の創業以来、きめ細かなサービスと人脈づくりで急成長を続け、外房エリアを中心に圧倒的シェアを獲得した葬儀社、アスカグループ。さらに顧客満足度を高め、地域ナンバーワンを堅持しながら事業拡大を目指している。

チャレンジャー

つくる行為は、祈りに近いものかもしれません
神代良明[ガラス工芸家]

  • 幼稚園のときはファーブルになりたかった。小学校では新聞記者。中学・高校はバドミントンに熱中しながら、好きな英語を勉強したいと文系を目指し、ある日、ガウディの建築を目にして理系に進路変更。そのときの衝動で動くタイプかもしれません。
  • チェコの現代ガラスを紹介する展覧会で出会ったのが鋳造(ちゅうぞう)ガラスでした。いやあ、しびれましたよ。これこそ自分の形が表現できるな、と。
  • つくることは壊すことと同義だと思う。何かをつくるためには、何かを壊して素材を得なければならない。その素材を立ち上げていく仕事は、祈りに近いものなのかもしれない。