機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2008年 12月号 リード
房総をゆく
成田市
「成田山のまち」から「空港のまち」へ
成田といえば、成田山新勝寺と成田国際空港がすぐ思い浮かぶことだろう。さらに佐倉惣五郎、市川団十郎などを連想する人もいるかもしれない。成田の多彩な歴史を、新勝寺の発展の経緯を軸にたどってみよう。
会社を強くする! 実践経営塾
知的財産戦略で成長軌道
独自の製品や技術を有していても、中小企業の多くは、それを知的財産として保護・活用することは少なかった。しかし、特許権や実用新案権などの知的財産権を持つことによって、模倣品の製造・販売を防止でき、高い市場シェアを獲得できる可能性が広がってくる。また、取引先への提案力や交渉力も強化される。自社の知的財産を競争力の源泉と位置付け、経営戦略を立てることが重要だ。今回は知的財産権を経営の根幹に据え、成長を続ける2社を紹介する。
復活のシナリオ
天下りの犠牲者を救う「天下り」経営者
神鋼電機株式会社
神戸製鋼所グループの一員で、一部上場企業の神鋼電機㈱は、債務超過寸前の状態に追い込まれていた。同社は鉄鋼事業とは無縁の幅広い分野の製品を扱い、技術力の高さでは定評がある。親会社から天下った歴代トップの無責任経営が業績不振の元凶だった。2000年6月、佐伯弘文現会長が「天下り社長」として就任。天下りの犠牲者を救うべく立ち上がった。その結果、就任翌年に黒字転換し、その2年後には7年ぶりの復配を達成。準生え抜きに社長の座を譲り、天下りの歴史にピリオドを打った。同社は来年4月、シンフォニアテクノロジー(株)へ社名変更し、名実ともに新たなスタートを切ろうとしている。
企業最前線
環境をテーマにしたショッピングセンターで、オートバイのある新たなライフスタイルを提案
株式会社栄秋
自動二輪車の輸出入を主力事業として発展してきた(株)栄秋。新たな事業として、今年10月にオープンした日本最大のショッピングセンター「イオン レイクタウン」で電気バイクの販売をスタートした。環境をテーマにした街づくりと連携し、電気バイクの普及促進を図る。
チャレンジャー
3種目をやり抜く達成感が最高。ロンドンオリンピックで金メダルを目指します
上田 藍[トライアスロン選手]
- 水泳も陸上も得意だった子ども時代。高校では陸上3,000mにトライしたけど、一流選手にはなれなくて……。そこで高3の夏に初めてトライアスロンにチャレンジしました。
- 初めての大会で優勝。この競技にかけてみようと思った。そこで、両親の後押しで一流コーチのいる千葉へ。毎日、吸収することばかりでした。
- 稲毛海岸から富士山が見えたら、きっといいことがある。目標は「ロンドンで金メダル!」。そして一日でも長く競技を続けたい。