機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2009年 3月号 リード

房総をゆく

鎌ケ谷市
全方位に開かれた県北西部の“へそ”

1999年、3つの鉄道が集中することになった「新鎌ケ谷駅」。周辺では今も新しいまちづくりが進む。一方、市域には旧石器時代以来の遺跡・遺物・伝承も多彩。小さなまちの豊かな歴史の一端をご紹介しよう。

会社を強くする! 実践経営塾

「健康ビジネス」で飛躍する

今や生活習慣病予防やダイエットをテーマにしたテレビ情報番組が流れない日はない。国も、昨年春からメタボ健診をスタートさせ、個人や企業に積極的な健康管理を求める時代になっている。そんな健康志向をにらんで、新たな健康ビジネスも立ち上がってきた。今回は、介護・健康にエンターテインメント性を持ち込み、支持を広げるメーカーと、心の健康に取り組む企業の2社を紹介する。

復活のシナリオ

どん底から復活した高収益企業
イハラサイエンス株式会社

イハラサイエンス(株)は、1941年創業の継手とバルブの総合メーカー。くい込み継手の国内シェアは今も70%を誇る。だが、油圧化の進展によって成長した同社は、90年代に入って「油圧から電子制御へ」という技術革新の流れに乗り遅れた。供給者の論理がまかり通るトップメーカーのおごりも顧客離れを加速させた。倒産のタイムリミットまであと5か月に迫った99年5月、社内唯一の改革派だった中野琢雄専務が社長に就任する。人員削減ゼロを宣言する一方、「独裁者」として改革を断行し、同社を顧客本位の高収益企業に変貌させた。中野社長が目指す理想の会社像とは――。

企業最前線

吸音・耐熱性に優れた天然素材の特殊ボードを開発
株式会社三和製作所

プレスや板金加工事業を行ってきた三和製作所が、吸音性・耐熱性・消臭性などに優れた特殊ボードを開発したのは六年前のこと。その後、住宅・自動車・環境分野などで用途開発を続けてきた。今春からは経営体制を強化し、特殊ボードの販売拡大を図っている。

チャレンジャー

「俺は最強だ」と日々叫びながら、ロンドンでも金メダルを目指します
国枝慎吾[車いすテニス世界チャンピオン・北京パラリンピック金メダリスト]

  • 二歳のときに、東京から柏へ引っ越して来なければ、テニスというスポーツには出会っていなかったかもしれません。導かれたというか、ラッキーでした。
  • 高一で初めての海外遠征へ。イギリスの大会で、世界トップレベルの試合を目にしたら、これまで見てきたものと全然違う。想像を絶するほどのレベルに、度肝を抜かれると同時に、一緒のコートに立ちたいと思った。
  • 大切なのはつねに自信を持ち続けること。僕の場合は、「俺は最強だ」というフレーズをラケットに貼り、毎日叫んでいます。もちろん北京の試合直前も、鏡の中の自分に向かって、「俺は最強だ」と叫びましたよ。