機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2009年 9月号 リード

房総をゆく

千葉市中央区
県都の中心地を形づくった5つのエポック

その名のとおり、千葉市の中核的存在。千葉のまちの発祥の地であり、長い歴史の跡をとどめる地域だ。まちのルーツとなったと思われる5つのエポックを時代順にたどってみよう。浮沈を繰り返してきた歴史は、さまざまな教訓を私たちに示しているように思われる。シリーズ最終回。

会社を強くする! 実践経営塾

提案制度で社内を活性化

経営環境が目まぐるしく変わる中、現場のナマの情報や社員の多様な発想の重要性が増している。それらを吸い上げるしくみの1つが、社員提案制度だ。自社事業や業務改善などについて社員からの提案を受け入れるしくみをつくれば、経営と現場が一体化する。また、自分の提案が会社に変化をもたらすことで、社員の仕事へのモチベーションが高まる。今回は、社員提案制度で自社の変革を実践する2社をレポートする。

復活のシナリオ

赤字事業の再建と高収益事業の強化を両立
ケージーエス株式会社代表取締役社長榑松武男

ケージーエス(KGS)は、視覚障害者用「点字セル」の世界トップシェアメーカーである。1953年に設立された同社は、国内で初めて回らないモーターと呼ばれる「ソレノイド」の量産化に成功し、業界トップ企業へと成長した。しかし、価格競争の激化や訴訟に相次いで見舞われ、90年代には倒産の瀬戸際に追い込まれた。95年、病に倒れた創業社長に代わって榑松武男氏が社長に就任。点字セルを核とするVIP事業の強化とソレノイド事業の選択と集中を短期間に成し遂げ、危機的状況を脱した。みずから闘いの先頭に立つ榑松社長の復活のシナリオとは――。

企業最前線

日本一暮らしやすい街づくりに取り組む
山万株式会社

「自然と都市機能が調和した21世紀の新環境都市」をコンセプトに、1970年代からユーカリが丘で街づくりを進める中堅デベロッパーの山万。自前で建設した新交通システムや県内初の超高層マンションなど、理想の街づくりへ果敢なチャレンジを続けてきた。今後は駅北口再開発で職住学一体の街づくりに取り組む。

チャレンジャー

僕のアコーディオンで、たくさんの人に幸せを届けたい
田ノ岡三郎[アコーディオニスト]

  • 小さいころから知らない場所に行くのが好きで、マザー牧場や鴨川シーワールドに両親に連れていってもらったときも、ちょっとした小道を見つけては、この先には何があるんだろうなんて考えていました。
  • 大学でアコーディオンに出会って、ようやく表現する術(すべ)を見つけました。アコーディオンって、どこにでも持っていけるし、息づかいが伝えられる楽器。すごく自分向きだと思いました。
  • 僕にとってアコーディオンは、人とつながる最高の手段です。ポップスからロック、ちょっとクラシック寄りまで、いろんな音楽が奏でられる。まさに天職だと思います。