機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2010年 3月号 リード
ちば ビッグプロジェクト
碕山治郎右衛門の外川開発
紀州人がつくったイワシ漁のニュータウン
味わい深いローカル線として知られる銚子電鉄。銚子駅から6.4km続くこの路線の終着駅が外川(とかわ)駅だ。銚子港や犬吠埼をぐるりと回った銚子半島の南端にあたる。開業以来という古い木造の駅舎を出ると、そこはちょっとした別世界。風情ある外川のまちのあちこちに、350年前、紀伊半島からこの地にやってきた人たちの情熱と知恵が刻まれている。
企業最前線
マーケティング革新で成長する食肉の老舗企業
株式会社ホソヤコーポレーション
1907(明治40)年創業の老舗(しにせ)企業。ホソヤコーポレーションは、食肉の生産から流通まで一貫体制を築き、さらに食肉加工・販売など幅広い分野で事業を展開してきた。O157、狂牛病などによる経営危機に際し、マーケティング戦略を抜本的に転換、顧客満足度を重視した新たな活動で再び上昇気流に乗った。
復活のシナリオ
危機の本質を見極め、「現場力」を高める
本欄では、2008年6月号から10年2月号にかけ、倒産や業績の急激な落ち込みといった企業存亡の危機を乗り越え、どん底からの復活を成し遂げた経営者の「復活のシナリオ」に迫ってきた。経営危機に直面した理由や時期も違えば、業種もさまざま。しかし意外なことに、復活に至るプロセスには類似点が多く見られた。世界同時不況の中、経営不振に陥っている企業も少なくない。危機の本質と正面から向き合い、わが身を削りながら企業再建に挑んだ経営者に学ぶべきことは多い。
会社を強くする! 実践経営塾
展示会で販路を広げる
毎年、多種多様な展示会が開催されている。展示会は企業にとって新規顧客獲得や販路拡大のために欠かせない存在だ。展示会には、新製品や新たな取引先を探す潜在的顧客が、みずから足を運んでくる。また、業界トレンドの把握や出展企業間での情報交換も期待でき、出展により新たな企業間ネットワークを築くケースも少なくない。今回は、自社アピールの絶好の機会として、積極的に展示会に出展する2社を紹介しよう。
チャレンジャー
赤星賢志[マジシャン]
「プロのマジシャン」と「大学院生」の両立は大変だけどこれからも、もっと自分を磨いていきたい
- 転校が多かった少年時代。コミュニケーション能力で友だちをつくるタイプでした。マジックを始めたのも、高校2年生のときの転校がきっかけです。
- その後は、朝から晩までマジック漬けの生活。覚え始めて半年で、海外のコンテストに出場する機会が巡ってきます。
- 「マジシャンは魔法使い」。見る人を感動させるマジシャンになるために、知性・理性・感性を高めていきたい。