機関誌
マネジメントスクエア
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2010年 4月号 リード
ちば ビッグプロジェクト
日蓮宗の最高学府、飯高檀林
学僧たちが学んだ300年
そびえる杉を見上げながら、長谷川雄一氏が言う。「200年、300年前の学僧も、この杉を見上げながら修行していたと思うと身が引き締まりますね」。長谷川氏は、飯高檀林(いいだかだんりん)跡の維持管理にあたっている妙法寺(東京都杉並区)の総務部長。長谷川氏が東京から引率してきた若い僧侶10人が、泊まり込みで檀林跡の広い敷地の清掃や手入れにいそしんでいた。彼らの姿に、かつてここで学んだ学僧たちの姿が重なる。江戸時代を通じて数多くの日蓮宗僧侶を輩出してきた飯高檀林の歩みをたどってみよう。
企業最前線
堅実経営と顧客満足で伸び続けるハウスビルダー
株式会社AHCアットホームセンター
高品質・低コストの戸建住宅を、毎年200棟以上販売。不況の風をものともせずに伸び続けるAHCアットホームセンター。1988年の設立から、毎年黒字経営を継続している。長年積み上げてきた財務の信頼性と顧客満足度の高い“注文建売”で、日本一の超優良企業を目指す。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
現場で率先垂範。自分の背中を通して教え込む
宗次德二[株式会社壱番屋創業者特別顧問]
混迷の時代だからこそ、社長には自身のメッセージを明確に伝え、リーダーとして会社を牽引する力が求められる。みずから事業を興し、成功した企業の創業者に、リーダーに求められる資質について聞く新シリーズ。第1回目は、32年前、夫婦でカレーショップ「CoCo壱番屋」を開店、現在では全国で1,179店を展開する、(株)壱番屋の宗次德二創業者特別顧問にご登場いただいた。
会社を強くする! 実践経営塾
デザイナーとのコラボで地場産業を活性化
消費者の購買意欲をかきたてるには、消費者が本当に欲しがり、持ちたいと思えるものをつくるしかない。その重要な要素がデザインだ。ただ、高い技術を持っているものの、デザイン戦略にまで経営資源を投入できない中小企業は多い。今回は、世界的に著名なデザイナーとのデザイン・コラボレーションで、地場産業に新風を吹き込む2つの試みを紹介しよう。
チャレンジャー
穴久保璃子[新体操選手]
しなやかな身体と表現力で世界を舞台に戦いたい
- 新体操を始めたのは、姿勢の悪さを直すため。「からだが痛くて嫌だな」でも、「友だちと会いたい」。そんなおけいこごと感覚で続けていました。
- 「このシーズンが終わったら辞めよう」と思っていた中学時代。世界選手権の日本開催が決まったとき、初めて続ける覚悟ができたんです。でも、そこからが試練でした。
- 念願の世界選手権に出場。新たな夢も課題も見えてきました。正確な演技はもちろん、曲の世界観を表現できる選手になりたいです。