機関誌
マネジメントスクエア
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2010年 10月号 リード
ちば ビッグプロジェクト
鋸山の採石
日本の近代化を支えた房州石
鋸山の山頂に立つと、みごとな光景に目を奪われる。東京湾、伊豆の山々、伊豆大島などが一望でき、天気が良ければ富士山も見える。房総でも指折りのポイントといっていい。だが、鋸山は風光明媚な山というだけではない。房州石と呼ばれる石を多量に産出して地元の経済を潤し、日本の近代化を支えた山でもあったのである。その歴史の一端をたどってみよう。
企業最前線
プラスアルファの価値創造で、ビジネスホテルを運営
株式会社ミドルウッド
千葉県内に4館、福島県で2館、計6館のビジネスホテル、静岡県に1館のリゾートホテルを展開するミドルウッド。M&A等の手法でホテルを買収、もしくは借り上げ、独自の運営手法で再生を図る。1999年に事業をスタートして以降、食へのこだわりと顧客対応を重視した人員配置で宿泊客を増やし、着実な成長を続けている。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
どんな意見にも耳を傾け、社員の力を引き出し、成長させる
森 正文[株式会社一休代表取締役]
ビジネスマンなら一度はその名前を聞いたことのある「一休.com(ドットコム)」。サイトを運営する(株)一休の創業社長である森正文氏は、他の成功したネット企業の経営者とリーダーシップの面で一線を画す。自分の意見を押し通そうとするトップダウン型ではなく、たとえそれが辛辣(しんらつ)な意見であっても、部下の声につねに耳を傾けているのだ。
会社を強くする! 実践経営塾
顧客がつくる「ヒット商品」
“ユーザーイン”の発想が不可欠な時代だ。社会が成熟化すればするほど、ユーザーの声に耳をかたむけ、消費者目線に立った製品・サービスの開発・改良をしていくことが、ヒット商品づくりのカギとなってくる。現在ではインターネットの活用など、消費者の生の声を効率的に収集する方法も増えている。今回は、積極的に顧客との接点を増やし、その声をヒット商品づくりにつなげている2社を紹介する。
チャレンジャー
自分にしかできない演奏を求め続け、聴く人の心に勇気を届けたい
竜馬[ヴァイオリニスト]
- 3歳で父に習った野球と、母の勧めで5歳から始めたヴァイオリン。思春期のぼくにはその2つが大きな柱になっていました。
- 映画音楽に目覚めたのが高校1年生のとき。20歳からはスタジオミュージシャン。映画やドラマの曲を弾くのはワクワクする仕事でした。
- 自分にしかできない音楽に挑戦してみたい。聴く人を幸せにしたい。大きな夢に向かって走り始めました。