機関誌
マネジメントスクエア
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2010年 11月号 リード
ちば ビッグプロジェクト
両総用水
利根川と九十九里を結ぶ「水のみち」
日本の農業用水は年間約550億m3。国民が使う水全体の3分の2を占めるという。米や野菜をはぐくむために膨大な水が必要であることに驚かされる。豊潤で安定した農業用水を得るために、農民は長い間、苦闘してきた。利根川べりから一宮まで全長78㎞。日本でもトップクラスの両総用水が、どのようにつくられたのか、その経緯をたどってみよう。
企業最前線
医療・環境衛生分野で、世界トップクラスの検査品質を実現
株式会社江東微生物研究所
(株)江東微生物研究所は、民間検査所のパイオニアとして創業し、血液・生化学・微生物などの臨床検査で成長してきた。1990年代から水質・食品などの環境衛生検査にも参入し、2つの先進ラボと情報ネットワークシステムの構築で世界トップクラスの品質、低コスト検査を実現してきた。医療と環境がクローズアップされる中で、着実に売り上げを伸ばしている。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
決断とは、将来を見据えてあえて困難な道を選ぶこと
辰野 勇[株式会社モンベル代表取締役会長兼CEO]
「意外かもしれませんが、経営者には登山経験者の方が多いのです」。アウトドア用品の企画・製造・販売で、年商300億円を稼ぎ出すモンベルの辰野勇会長はこのように言う。辰野会長は21歳でアイガー北壁を登はんした超一流の登山家。登山から学んだリーダーのあり方を学ぶ。
会社を強くする! 実践経営塾
“ワークライフバランス”で生産性を向上
ワークライフバランスとは「仕事と生活の調和」のことだ。仕事に追われて生活を犠牲にしたり、出産・育児や親の介護と仕事の板ばさみになっている人は少なくない。近年の日本社会の活力低下や少子化の一因にもなっている。いかに社員が生活と仕事を両立させ、いきいきと働き続けられる環境をつくっていくか。これは、すべての企業に与えられた課題だ。ことに中小企業の場合、両立支援への取り組みは、優秀な人材の確保と定着に直結する。今回は、独自の制度で両立支援に取り組む2社を紹介する。
チャレンジャー
Yae[歌手]
- 30年前に父が移り住んだ鴨川。東京で生まれ育った私も、やっぱりこの場所に魅かれて移住してきました。ただいま田舎暮らしを満喫中。
- 世界の古い歌に魅了され、「好きな歌を歌いたい」という欲求がわきあがり……。気がついたら母と同じ道を選んでいました。
- プロ歌手としての葛藤……。自分を見つめ直したくて訪れた場所が鴨川でした。畑で知った命のにぎやかさ。「半農・半歌手」としての人生が始まりました。