機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2011年 2月号 リード
ちば ビッグプロジェクト
佐倉牧
野馬が走り、農民が耕した大平原の歴史
江戸時代、房総半島に置かれた幕府直轄の3つの牧のうち、小金牧(2010年5月号)と嶺岡牧(同7月号)については、すでに紹介した。小金牧は、江戸にもっとも近いため、房総の牧全体を管理する役所が置かれ、将軍の鹿狩りも行われていた。嶺岡牧は、江戸から遠く、山がちで狭かったが、白牛を導入するなど牧畜の実験場としての役割を果たした。では、残った1つ、佐倉牧は、どのような牧だったのだろうか。
企業最前線
ガスメーター一筋に50年。信頼を重ねて成長を続ける
株式会社竹中製作所
1959年、ガスメーターの製造・修理業として創業。一貫して品質およびメンテナンス体制の向上を追求し、顧客の信頼を重ねて成長しているのが竹中製作所だ。リーマン・ショックの影響も受けずに安定した業績を継続中。さらなる品質向上とコストダウンを目指し、全社一体となった取り組みを進めている。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
「和進」の考えのもと、社員1人ひとりが進歩する
庄司秀樹[東洋システム株式会社代表取締役社長]
福島県いわき市にある東洋システムは、環境関連で注目される2次電池の試験装置で、世界シェア6割を握る。手持ち資金もなく、プレハブ小屋で起業した庄司秀樹社長は、ぶれない経営と有言実行をみずからに課してきた。庄司社長の姿からリーダーとしてのあるべき姿を学ぶ。
会社を強くする! 実践経営塾
ロボットビジネスで未来を拓く
作業の効率化や安定した製品品質をもたらす産業用ロボットを活用する工場は多い。さらに今後の労働力人口の減少を考えれば、省人化につながるロボットの需要は広範な分野で高まっていくに違いない。そんな中、中小企業の間でロボット市場への参入機運が高まっている。ロボットの要素技術は幅広く、中小企業にも参入余地があるからだ。今回は、ロボット事業によって自社のさらなる発展に向かう中小メーカー2社を紹介しよう。
チャレンジャー
尾川智子[ロッククライマー]
星にあこがれた少女は今、難しい岩を登ることに夢中です
- 宇宙飛行士に憧れて、星空に近づきたいと富士山に登りました。その延長にあったのがワンダーフォーゲル部。それが岩との出会いでした。
- 初心者でいきなりの好成績。ロッククライミングの世界にどっぷり浸かっていきました。卒業後も迷わずバイト生活。でも中途半端なまま年月が流れていきました。
- 結婚後もクライミング中心の生活が続いています。世界の女性クライマーが誰も成功していない難易度の高い岩にひたすら挑戦中。