機関誌
マネジメントスクエア

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2011年 3月号 リード

ちば ビッグプロジェクト

利根川の改流
東京湾から太平洋へ向きを変えた日本一の大河

利根川は「坂東太郎」とも呼ばれる。いわば日本の河川の長男。長さ322㎞(2位)、流域面積1万6,800k㎡余(1位)というだけでなく、その影響力の大きさから、利根川が日本一の大河であることは、誰もが認めるところだろう。この川は、江戸時代以来、400年にわたって人間の手が大幅に加えられて現在のような姿に変わった。その経緯と房総半島に与えた影響をたどってみる。シリーズ最終回。

企業最前線

つねに革新に挑む。首都圏で複合リサイクルショップを展開
株式会社サンセットコーポレイション

千葉県を中心とした首都圏で、書籍・ゲームソフトなどのリサイクルショップを展開しているのがサンセットコーポレイション。独自に開発したPOSシステムで集客力拡大を図り、急成長を続けている。2009年からは“お金がなくても楽しめる”をコンセプトとした新店舗をスタート。すべての店舗において地域1番店を目指している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

「偶然」を「必然」に変えるのは、みずからの努力しかない
宮沢俊哉[株式会社アキュラホーム代表取締役社長]

耐震偽装問題、リーマン・ショックなど、逆風の中でも着実に成長してきた注文住宅大手のアキュラホーム。みずから鉋(かんな)がけを行う元大工の宮沢俊哉社長は、社員に「偶然を必然に変える」ことの重要性を説く。その真意を探っていくと成功への道筋が見えてきた。

会社を強くする! 実践経営塾

子育て支援で「にぎわい」を取り戻す――商店街の挑戦

商店街は買い物の場所としてだけでなく、地域の人が集い、交流する場として機能してきた。ところが、近年は郊外型大型店の増加などで来街者が減少し、交流機能を失っている商店街も少なくない。そんな中、子育て支援で商店街の活性化を図る動きが見られる。子育て世帯に向けた支援サービスを展開することで商店街への誘客を促進し、個店の売上増につなげようというねらいからだ。空き店舗を利用して子育て支援施設を運営する2つの商店街をレポートしよう。

チャレンジャー

森沢明夫[作家]
これからも「人間の気高さ」を描き、その感動を伝えたい

  • けんかに釣りにバスケット……近所で有名なガキ大将でした。16歳でバイクに出会い、テントを担いでアウトドア、一直線。
  • 出版社勤務を3年で辞めて再び野宿の旅へ。「今」を大事に生きることで、作家になるという夢に一歩一歩近づいていきました。
  • ノンフィクションを書くうちに湧いた「小説が書きたい」願望。人間が持つ気高さをテーマに取材して物語を構築するスタイルを貫きたいです。