機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2011年 4月号 リード

ちば歴史事件簿――そのとき、何が起こったか

巨大古墳の出現
ヤマト王権と房総の豪族たち

千葉県内には現在、約1万基もの古墳が確認されている。このうち、もっとも壮麗な形をしている「前方後円墳」は723基(近藤義郎編『前方後円墳集成』)。意外にも、これは全国一の数だという。なかには全長100mを超える巨大なものもある。当時の人々にとって、圧倒的な存在感を持つ巨大古墳の出現は、確かに“大事件”だったに違いない。「古墳時代」と呼ばれる400年余の房総の歩みを、いくつかの古墳を訪ねながらたどってみよう。

企業最前線

低所得層向けに特化した介護施設事業で急成長
株式会社レイクス・トゥエンティワン

福祉用具のレンタル・販売に始まり、訪問介護、グループホームの運営など介護事業を拡大。2007年からは低所得層に向けた高齢者専用賃貸住宅の展開に着手し、急ピッチで施設件数を伸ばしているレイクス・トゥエンティワン。介護従事者の労働環境にも配慮し、公休日を多く確保、スタッフのモチベーションを維持しながら、将来200施設を目指している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

全社員に配布する、分厚い経営計画書に込められた熱き思い
高岡伸夫[株式会社タカショー代表取締役社長]

創業リーダーにもっとも重要なこと──それは「経営の基本を学ぶことと、1つのことをやり抜くことである」。そう語るのはガーデニングのトップ企業であるタカショーの高岡伸夫社長だ。高岡社長が大切にしている経営計画書づくりと人材活用から、リーダーとしてのあり方を学びとる。

会社を強くする! 実践経営塾

「出前サービス」で顧客をつかむ

来店客が多いからといって、必ずしも売り上げには結び付かない時代だ。そんな中、“出前サービス”が注目されている。顧客のもとにみずから足を運ぶことで顧客との関係は深まり、購入の可能性が高まる。潜在的ニーズが掘り起こされ、自社のファンづくりにもつながる。いかに効率的に展開するかという課題はあるものの、出前サービスは幅広い業種で実践できる販売手法だ。今回は、業界で先駆的に出前サービスに取り組む2社を紹介する。

チャレンジャー

吉田文代[三段跳び・走り幅跳び選手]
仕事とオリンピック、両方が視野に入っています

  • 実家は多古町の兼業農家。幼い頃から田畑を走り回って育ちました。中学で陸上部へ。顧問の先生の勧めで始めた走り幅跳びにのめり込みました。
  • 成田高校で出会った憧れの先輩にならって三段跳びに挑戦。スピード、タイミング、跳躍センスが求められる難しい競技だからこそ、いっそうやる気が出ました。
  • 1㎝の記録更新に何年もかかる世界。定時勤務の仕事をしながら、トップアスリートでいる……。その意味をかみしめながら、毎日練習に励んでいます。