機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2011年 11月号 リード

ちば歴史事件簿――そのとき、何が起こったか

スペイン船の漂着
異国の遭難者に手をさしのべた村人たち

「大航海時代」と呼ばれる時代だった。先頭を切っていたのはスペイン。大型船で海を渡り、メキシコをはじめとする南北アメリカ大陸を武力で制圧、おびただしい富を本国に集めていた。さらにマニラを東アジアの拠点として、後発のオランダ・イギリスと対立していた。そんな中、1隻のスペイン船が房総半島に漂着する。村人たちは異国人をどう受け入れたのだろうか。徳川家康や秀忠と直接会い、江戸のまちや東海道を目にしたスペイン人の貴重な証言と併せて紹介しよう。

企業最前線

ITを活用した人材育成で、理美容店チェーンを拡大
株式会社オオクシ

職人の世界だった理美容業にITを導入し、急成長したのがオオクシ。再来店率(リターン率)に着目した緻密な分析による従業員指導で、顧客満足度の高いサービスを提供し、1軒の理容室から25軒の理美容室チェーン展開へと拡大した。信頼関係を軸とした経営哲学で従業員満足度向上にも注力、全社一丸となった取り組みで、つねに前年を上回る業績を達成している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

壁にぶち当たり、もがき、乗り越えることで、経営者は成長する
田中 仁[株式会社ジェイアイエヌ代表取締役社長]

年間4,000億円といわれる国内メガネ市場において、売上高1,000億円構想の実現に向けて布石を打っているのがジェイアイエヌの創業者である田中仁社長である。しかし、ここに至るまでには大きな壁に2回もぶち当たってきた。そして、その壁を乗り越える中で経営者、そしてリーダーとしての力量に磨きをかけてきたのだ。

会社を強くする! 実践経営塾

“ご当地”コラボで地域を活性化

地域に根ざした商品づくりが注目されている。地域の特産品を自社製品に取り込んだり、地元メーカー間で連携することで、従来とは一味違った差別化商品が実現するケースは多い。なかでも、食分野では「ご当地料理」や「B級グルメ」に消費者の関心が集まっており、まちおこしや地場産業振興を目的に、行政や地域団体が地域の食のコラボを支援する機運も高まっている。今回はこうした動きの背景と、“ご当地“コラボに挑む企業を紹介する。

チャレンジャー

ナイツ(塙宣之、土屋伸之)[漫才師]

独自のボケまくりスタイルで客席もテレビも席巻中

  • テレビで活躍する一方、浅草の寄席を拠点に活動を続けるナイツ。塙は漫才協会の理事も務め、東京の漫才界をリードする存在だ。千葉との縁も深い。
  • 2人の出会いは大学時代。落語研究会の先輩、後輩として出会い、2001年にコンビを結成する。しかし、漫才コンテスト番組「M−1グランプリ」でも予選敗退が続くなど長い低迷期があった。
  • 有名人を取り上げて、その経歴や人物像をわざとまちがえる。「ヤホー漫才」はナイツの代名詞に。
  • 師匠の内海桂子は90歳で、いまだ現役。それを見習って、ずっと漫才を続けていくことが目標だ。