機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2011年 12月号 リード
ちば歴史事件簿――そのとき、何が起こったか
元禄地震
房総を襲った大災害と後世に残されたメッセージ
東日本大震災は千葉県にも大きな被害をもたらした。自然の力の大きさ、地震の恐ろしさを痛感した人も多いだろう。今回の震災をきっかけに、過去の震災を見つめ直すことの大切さがあらためて指摘されるようになった。房総史上、最大の犠牲者を出した元禄地震から学び、教訓とすることは多いに違いない。
企業最前線
みずから元気印のモデルとなり、中小企業の発展と成長に貢献
古田圡公認会計士・税理士事務所
元気なあいさつや地域清掃など、「相手に喜んでいただくこと」を基本とした社員教育に注力する。手間と時間をかけた緻密(ちみつ)な財務コンサルティング、ビジネスチャンスをもたらす異業種交流会の主催などにより、日本中の多くの中小企業から高い評価を獲得しているのが、古田圡公認会計士・税理士事務所。毎年口コミによってお客様件数は拡大し、業績も右肩上がりの成長を続けている。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
「世界一の靴下屋になる」。夢は追い続ければ、いつかかなう
越智直正[タビオ株式会社代表取締役会長]
中学校を卒業し、丁稚(でっち)として飛び込んだ靴下卸の世界。「世界一の靴下屋になる」という夢を持ち続けた越智直正会長は、わずか13万円の資金を元手に独立。資金繰りに苦しみながらもオリジナルの靴下の製造・販売を手がけ、現在では国内ばかりか、ロンドンやパリにまで店を構える。その波乱万丈の人生を振り返りながら、経営の真髄を学ぶ。
会社を強くする! 実践経営塾
「企業市民」として、社会に貢献
今年ほど“絆(きずな)”が求められる年はなかった。「企業市民」として、いかに地域や社会に貢献していくかを問い直した企業も多かったに違いない。そもそも、社会の変化に伴って、企業が社会に貢献できることや貢献の仕方は変わってくる。重要なのは、どんな時代であっても「企業は社会の公器である」ことを自覚して、社会貢献への強い意志を持つことだ。今回は自社の強みを生かした独自の社会貢献活動を実践する2社を紹介する。
チャレンジャー
モンゴルの伝統楽器から「自分の音」を紡ぎ出す
美炎[馬頭琴奏者]
- ヴァイオリン、馬、探検……、好きなものができると猪突猛進(ちょとつもうしん)タイプ。ユニークな青春時代を過ごしました。
- 憧れの地・モンゴルで出会った馬頭琴(ばとうきん)。一目見た瞬間に「これは私の楽器だ!」と確信しました。
- 「上手に弾こう」という呪縛(じゅばく)から解放されたとき、自分の音楽が生まれました。八街の竹林に吹く風を受けて、今日も馬頭琴を奏でます。