機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2012年 1月号 リード
インタビュー
震災・原発事故の被害を乗り越えて、「千葉をもっと元気に」を合いことばに、果敢にチャレンジしていこう
水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所取締役社長]
昨年3月11日に起こった東日本大震災、そして原発事故。その影響が残る中で、サプライチェーンの回復など、復興に向けての力強い動きが見られる。また、県内人口の増加、さらには「ちばアクアラインマラソン」の開催、柏の葉キャンパスで始まった「スマートシティ」をはじめとする街づくり、2つのアウトレットオープンなど、千葉県ではさまざまなイベント、プロジェクトが、その実現に向け着々と進行している。新年にあたり、激動する経営環境の中、経営者はどのようなことに注目し、どんな考え方をすればいいのか。当社の水野社長に聞いた。
ちば歴史事件簿――そのとき、何が起こったか
万石騒動
理不尽に抗った安房の農民たち
権力者の理不尽に異を唱えるのは勇気がいる。特に江戸時代、農民が領主の圧政に抗議するときは、死罪になることも覚悟しなければならなかった。江戸時代の房総における農民一揆(いっき)は320件以上、重罪に処せられた「義民」は50人以上に及ぶという(『千葉県の歴史 通史編 近世1』)。その1つ「万石(まんごく)騒動」と呼ばれる安房(あわ)・北条藩の一揆を紹介しよう。時代劇さながら、人間の愚かさと賢さが交錯するドラマチックな経過をたどった。
企業最前線
快適さや癒しを追求した、リゾート感覚の総合健診施設をオープン
医療法人社団心和会「シンワメディカルリゾート」
八千代市を本拠とする医療法人社団心和会は、スパやメディカルフィットネス、割烹(かっぽう)料理レストランなどを備えた大規模健康増進施設「シンワメディカルリゾート」をオープンした。最新の健康診断体制とともに、「抗加齢」にも着目し、快適さや癒しを徹底追求したリゾート感覚の健診施設は、利用者から高い評価を得ている。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
「ぶれない」経営で、箔生活文化情報を世界に発信
浅野邦子[株式会社箔一代表取締役会長]
「伝統」という名の下で下請け仕事に甘んじていた金沢箔(はく)の世界。そのことに疑問を感じた1人の主婦がいた。箔一の創業者でもある浅野邦子会長、その人である。日本唯一の金箔の総合メーカーに育てあげた浅野会長の生き様から、経営者として「ぶれない」ことの重要性を学ぶ。
会社を強くする! 実践経営塾
助成金を活用し、省エネを実現
省エネと節電への関心がひときわ高まっている。地球温暖化や環境汚染への対応につながることはもとより、コスト削減効果も大きい。ことに使用電力量が多い企業は、生き残りと成長への選択肢の1つとして重要な課題だ。問題なのは初期投資負担だが、公的制度から業界団体の補助金まで、さまざまな助成金制度がある。これらをうまく活用した2社の事例を紹介する。
チャレンジャー
13歳からのボウリング場通い。4度目の挑戦で念願の日本代表に
張ヶ谷順子[ボウリング選手]
- 校庭でサッカーをして、放課後はスイミング……、スポーツ三昧の子ども時代。でもいちばんハマったのは、うまくできなかったボウリングでした。
- 大学院から就職の道を選択。アマチュアにこだわったのは、日本代表入りを目指したから。4度目の正直で念願の代表ワッペンを手にしました。
- 日本代表でいられる時間は限られている。だから精一杯ボウリングに打ち込んで過ごしたいと思っています。