機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2012年 9月号 リード

ちばぎん総合研究所 第4回震災復興セミナー

これまでの3回の震災復興セミナーにおいては、震災復興への基本的な考え方や復興過程における問題点・具体策、放射線の影響を論じてきた。4回目の今回は、東日本大震災時に千葉県内各地で発生した「液状化」をテーマに、液状化のメカニズムをはじめ、液状化地域の復旧の現状、今後の対応策等を考える。

企業最前線

サイバー攻撃から顧客を守る情報セキュリティのトップランナー
株式会社ラック

インターネットが本格普及する前から、官公庁や企業の情報セキュリティ対策関連サービス事業に着手したのが、(株)ラック。サイバー攻撃の多様化や被害の深刻化とともに、国内トップクラスの情報セキュリティ技術に注目が集まり、事業は急拡大した。今後はスマートフォン(高機能携帯電話)や家電向けなど、多様なセキュリティ技術の開発を目指している。

産学連携から生まれた夢の音声翻訳機
東京ベイ通信株式会社

外国語が苦手な日本人は多い。しかし「外国人とはしゃべりたい」。そんな人たちにとって、ポケットに入れて持ち歩き、いつでもどこでも外国人とコミュニケーションができる「音声翻訳機」は夢の情報端末だった。その夢をかなえたのが東京ベイ通信(株)だ。会社と大学研究室による産学連携が生み出した偉業だった。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

徹底してお客様の声を聞き、こたえることが真のモノづくり
板垣英三[株式会社いたがき代表取締役会長]

今では珍しくなった天然素材のタンニンでなめした革(かわ)。これを使った手づくりの革製品に、とことんこだわっているのが北海道赤平で産声をあげた「いたがき」である。カバンづくりの名工の技を受け継ぐ創業者の板垣英三会長は、意外なことにみずから売り場に立ってお客様の声に耳を傾けているのだという。「人間万事塞翁(さいおう)が馬」と言ってはばからない板垣会長の歩みの中から、真のモノづくりとは何かを学ぶ。

会社を強くする! 実践経営塾

無人店舗でコストを削減

人件費を削減でき、固定費がかからない。それが無人店舗の最大のメリットだ。だが、実現への道は決して簡単なものではない。自社の事業内容が向いているか、事業に適したシステムをつくれるかなど、クリアすべき課題がいくつかある。とはいえ、その可能性を検討してみるだけの価値は十分にある。2つの事例から成功に導くポイントを探ってみよう。

チャレンジャー

曲に忠実に、かつ自分らしく。一生をかけて理想の表現を探っていく
竹山 愛[フルート奏者]

  • 小学校4年生で知った吹奏楽の楽しさ。フルートに出会って、夢中で音を出す練習をしました。
  • 吹奏楽をやりたくて習志野高校へ進学。部活一色だった青春時代、ずっとフルートを吹いていくと決断しました。
  • なぜフルートを吹くのか?その答えはきっと「何を伝えたいか」と、「どう生きたいか」を突き詰めた先にある。