機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2013年 6月号 リード

千葉県の水・陸・空路 発展ものがたり

蒸気船の時代
人々に「近代」の到来を印象づけた動力船

時は明治。西洋文化や技術が流れ込んできた時代に、「蒸気機関」という動力で利根川水系の輸送にさっそうと登場したのが蒸気船だ。新時代を象徴するこの新しい物流の担い手の成長と、意外にも早かった衰退の歴史を探る。

企業最前線

建設機械レンタルのパイオニア。世界トップクラスの業績を誇る
株式会社アクティオ

1967(昭和42)年の設立以来、日本の建設機械レンタルのパイオニアとして、国内トップをひた走るのが(株)アクティオ。自社が保有する修理技術をベースに、建設機械の長期かつ大量保有を可能にし、不況時にも強い経営基盤を構築。さらにレンタルとコンサルティングを合わせた「レンサルティング」により顧客ニーズに応じた機械を提案し、世界のレンタル業でもトップクラスの業績を誇っている。

いつも変わらぬ「おもてなし」で、連続14年「満足度90点以上の宿」に
株式会社風の抄

建物の老朽化や団体からグループ・個人へという旅行スタイルの変化など、次々と新たな課題に直面しながら、「おもてなし」を前面に打ち出した大改革を実施、千客万来のにぎわいを見せているのが館山市にある「ホテル洲の崎 風の抄(しょう)」だ。そこには、生き残りをかけ、お客様に愛される「理想の旅館」を目指した、夫婦の挑戦があった。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

魚を手にし、お客様と対面する、「現場」において社員は育つ
栁下浩三[角上魚類株式会社代表取締役社長]

家業である網元兼卸売業を引き継ぎいた栁下(やぎした)浩三代表取締役社長が、初めて鮮魚の直営店を出したのは1974(昭和49)年のこと。相次ぐスーパーの出店で苦境に立たされる鮮魚店が多い中、栁下社長には勝算への道筋が見えていた。それはスーパーには決してまねができないであろう「仕入れて2日以内に売り切る」という鮮度へのこだわりだった。

会社を強くする! 実践経営塾

つくって、見せて、販売する

実演販売は集客の手法として昔からあった。だが、実際に製造している現場を店に持ち込むとなれば、設備もいるし、準備や手間もかかる。それでもあえて挑戦し、効果を上げている会社がある。見ていておもしろいだけでなく、商品やブランドの魅力をアピールして消費者を新たな世界に誘い込んでいるのだ。一時の集客増や売上アップだけではなく、幅広いファン層の開拓を目指した2つのケースを紹介する。

チャレンジャー

表現とまっすぐ向き合い、世界に漕ぎ出す
雷門小助六[落語家]

  • 運動は苦手で本が好き、おしゃべりするのはもっと好きな子どもでした。小学校3年生で出会った落語に衝撃を受けました。
  • 卓球部の部室で落語をやっていた中学時代。昔の落語家を調べたり、古い噺(はなし)を探したり、完全に落語オタクでした。
  • 高校在学中に入門し、以来13年間ひたすら落語漬(づ)けの暮らしです。忘れられた古典落語を掘り起こしていきたい。