機関誌
マネジメントスクエア

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2013年 10月号 リード

千葉県の水・陸・空路 発展ものがたり

戦後の鉄道
人口増との闘いだった輸送力増強の時代

戦後、千葉県は東京のベッドタウンとして急激な人口増を見る。これに伴い浮上してきたのが、通勤・通学問題だ。戦後における千葉県の鉄道の充実は、この“通勤地獄”とも称された混雑対策、輸送力増強の取り組みの結果だったといっても過言ではない。その歩みを概観する。

企業最前線

創業68年のカバン小売販売の老舗。3タイプの店舗で事業を拡大
株式会社カンガルー堂

1945(昭和20)年の創業。カバンやハンドバッグ、靴(くつ)、財布小物などの小売販売を手がけ、関東圏内のららぽーと、イオンモール、パルコなどのショッピングセンターで「カンガルー堂」「レゼール」「ラ・ミハス」の3タイプの店舗を展開している。今年4月、JR千葉駅近くのショッピングセンターに本店を開設し、大人感覚を大切にした品ぞろえと店づくりで、新たな顧客の開拓を目指している。

印章と和雑貨の複合店で躍進し、個人向け婚礼印刷にも進出
株式会社宣美

伝統的な印章店の「平安堂」、印章と和雑貨を複合させた新業態「さくら平安堂」を開発して、チェーンを一挙に拡大しているのが(株)宣美だ。今や首都圏で約60店舗を展開する。さらに、ウェディング関係で日本最大級のネットショップを開設、個人向けの婚礼印刷という新しいマーケットも創出している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

絶えざる挑戦で、「閾値」を乗り越え続ける
藤井 薫[株式会社大和製作所代表取締役]

どんな苦しいことであっても、ある一線を超えると楽になる。その境界線のことを「閾値(いきち)」と呼ぶ。製麺機(せいめんき)でトップシェアを誇る大和製作所の創業者である藤井薫社長は数々の閾値を乗り越えて現在のポジションを手にした。それには安心領域にとどまらず、つねに新しいことに挑戦し続けていくことが大切だという。

会社を強くする! 実践経営塾

「6次産業化」によりアグリビジネスに挑む

農業分野に企業が参入しようとする動きが目立つ。国は6月に決定した新成長戦略で重点分野の1つとして1次産業の農業をとり上げ、2次産業の加工業、3次産業の流通、販売、飲食業と連携した食の「6次産業化」への支援策を打ち出している。千葉県は大消費地である首都圏に位置する農業県として、アグリビジネスの展開に有利な条件を備えている。今回は就農に必要な知識や技術を伝え続けてきた千葉県立農業大学校と、農を支援する立場にある企業を訪問し、アグリビジネスの商機を探った。

チャレンジャー

パワフルに、ひたむきに、「自分の柔道」を追求する
緒方亜香里[柔道選手]

  • 体の大きかった少女は小学校時代から破格の強さ。「自分には武道しかない」の一心でやってきました。
  • 柔道一色の高校時代。厳しく、愛情深い先生に世界に通用する心と体を鍛えてもらいました。
  • ロンドン五輪の惨敗、そして柔道ができない日々。どん底まで落ちた後で自分を取り戻しました。