機関誌
マネジメントスクエア

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2014年 3月号 リード

ちば産業発達史

水産業
豊かな海に囲まれた、全国屈指の水産県

千葉県の海面漁業・養殖漁業生産量は全国トップクラス(7位/2012年)。3年連続で年間水揚高日本一(11~13年)の銚子漁港を擁し、変化に富んだ漁場に囲まれ、魚種の豊富さ、漁獲量の多さを誇る。そんな千葉の水産業はどのように発展してきたのか。海面漁業・水産加工業についてひもといてみたい。

企業最前線

創業100周年を迎えた薬品卸の雄。次の100年を目指す
岩渕薬品株式会社

1914(大正3)年に医薬品小売・卸として創業。戦後、国民皆保険の追い風によって事業を大きく拡大してきた。近年の激しい医薬品卸の寡占化(かせんか)の中にあっても、顧客ニーズにきめ細かく対応した販売活動や新事業展開によって、関東で唯一の独立系医薬品卸として発展を続けている。今年でちょうど100周年。現状に甘んじることなく、200周年を目指す新たな活動に取り組んでいる。

卒業生の就職率は9割超え。本年4月には製菓専門学校も開校
学校法人中村学園

若者の就職難が続く中、卒業生の就職率が9割を超え、注目されているのが、観光系・美容系・動植物関連の3つの専門学校を運営する中村学園。海外留学支援事業や子ども向け英語教室にも進出し、本年4月には製菓専門学校を開校するなど、事業拡大に向けた新機軸も次々と打ち出している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

「なぜ?」。売れた理由にこだわり続ける
小宮山 栄[コミー株式会社代表取締役]

航空機の手荷物入れの特殊ミラー。この分野での世界ナンバーワン企業が鋳物の町として知られる埼玉・川口にあるコミーだ。小宮山栄社長は自分自身、そしてすべての社員に「なぜ?」を問い続けることを課してきた。そうすることで初めて、自社製品の最終目的がわかり、他社の参入を許さない独自の市場を構築できるからだ。

会社を強くする! 実践経営塾

公的機関で即戦力を育成する

千葉県には、新規学卒者や社会人向けに技能教育訓練を行う6つの県立高等技術専門校がある。これらは厚生労働省が所管する職業能力開発校で、さまざまな分野で即戦力となる人材を社会に送り出している。各校がそれぞれに特長ある訓練科目を設けているが、今回はモノづくりの世界で活躍する多くの人材を養成する船橋高等技術専門校を訪れた。同時に、同校の修了生が若手の有望社員として活躍している企業を取材した。

チャレンジャー

あたりまえのことをあたりまえにやる。それが「リベロ」の役割です
小島満菜美[バレーボール選手]

  • 転校先で待ち受けていたバレーボールとの出会い。いきなりサーブが入ってビックリされました。
  • 中学3年生で、守備の要のリベロに転向しました。得点できないポジションに要求されることとは……。
  • 世界に通用するリベロになるための猛特訓。目標は東京オリンピックで金メダルを獲ること!