機関誌
マネジメントスクエア

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2014年 9月号 リード

ちば産業発達史

稲作
質・量ともに全国有数の米どころ

千葉県の2013(平成25)年産米の収穫量は33.7万tで全国9位(農林水産省「作物統計」)。品質についても、江戸時代から知られた良質米の産地である。首都圏にありながら、質・量ともに備えた“米どころ”といっていいだろう。そんな千葉県の稲作は、どのように発展してきたのか。その歴史をひもといてみたい。

企業最前線

航空貨物で躍進。成田に最新鋭の物流センターを開設
朝日森運輸株式会社

1990年代に物流事業で成田に進出、輸出用航空貨物の取り扱いで業績を伸ばしたのが朝日森運輸(株)。物流拠点の高機能化ニーズを先取りし、今年5月には、成田空港の近接地に初の自社物件となる最新鋭の物流センターを開設。輸送・保管・保税・加工・検査・梱包(こんぽう)などの一貫したワンストップ物流の提供を開始した。受注量拡大が予想される現在、成田周辺で同様の最新鋭物流センターの増設を検討中だ。

経営改革実行までをフォロー、成果報酬制で支持を獲得
株式会社ENERGIZE

「コンサルタントではなくデザイナー」、「成果報酬制」というコンセプトのもと、コンサルティング業界で注目されているのが(株)ENERGIZEだ。コスト改善事業で基盤を築き、「すごい会議」の導入で事業拡大。8月には新規事業開発支援などの新規事業もスタートさせ、さらなる飛躍に向けて加速している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

いかにして経営理念を具現化するか。それが経営者の最大の仕事
根岸榮治[株式会社ねぎしフードサービス代表取締役]

多くの会社が自社の目標を経営理念として掲げ、その共有化を図ろうと、全社員で唱和を行ったりしている。しかし、お題目を唱えているのに過ぎないケースもみられる。そうした中、100年続く企業づくりを目指す牛たん専門店の(株)ねぎしフードサービスの根岸榮治社長は、経営理念を具現化する独自の手法をいくつも編み出してきた。

会社を強くする! 実践経営塾

受注生産を見直し、売り上げを伸ばす

長年にわたり注文を受けてきた取引先とて、決して盤石(ばんじゃく)な存在ではない。発注元の企業も経営環境の変化や景気の波の影響を受ける以上、時には大きな落とし穴が待っている。中小企業も注文を待つだけでなく、受注のあり方を見直して新たなルートを開拓したり、製品の多様化に挑戦していく必要がある。今回は地場産業とともに歩んできた会社が、既存の問屋や製品だけに頼らず、新たな一歩を踏み出した事例を紹介する。

チャレンジャー

「好きなことを突き詰める」という、両親の生き方が、背中を押してくれました
安井 華[彫刻家]

  • 両親ともプロの音楽家。何時間もぶっつづけで楽器に向き合い、ストイックに道を貫く姿を見せてくれました。
  • 先生になりたい。美術の道にも進みたい。そのどちらも追求したいと考え、現在の大学を選びました。
  • 木と向き合い、会話する。木彫制作の現場に流れる時間がとても好きです。この道をもっともっと突き詰めていきたい。