機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2014年 12月号 リード

ちば産業発達史

物流
経済活動を支えるインフラ

人々の日々の衣食住を支える生活用品、企業活動を支える資源や製品――。経済活動全般において、モノの輸送はなくてはならない要因である。その意味で、物流は経済を支えるための欠かせない“インフラ”と位置付けられよう。千葉県においては、物流がいかに発展を遂げてきたのか、その歴史を概観してみたい。

企業最前線

「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる街づくり」をコンセプトに、「ヤックスケアタウン千城台」をオープン
株式会社千葉薬品

薬局チェーンからスタートしスーパーマーケット、ドラッグストアなど多角的に事業を拡大し、介護保険が制度化された2000年からは超高齢時代を見据えて介護、看護、予防事業分野にも進出したのが(株)千葉薬品。介護、看護と物販による生活支援を提供するケアタウン事業やサービス付き高齢者向け住宅に取り組み、2014年12月、千葉市若葉区千城台に医療・介護・予防・生活支援など、高齢者をワンストップでサポートする新たな拠点ヤックスケアタウン千城台を開設した。

機能に磨きをかけ、印刷業としての未来を開く
株式会社太陽堂印刷所

(株)太陽堂印刷所は、県内有数の老舗(しにせ)印刷会社であり、ビジネスフォーム印刷では、多くの実績を誇る。今後は、付加価値型の統合印刷製品「インテグレイテッドフォームズ」を強化するとともに、データ印字・自動封入・封緘(ふうかん)といった印刷の付帯サービスも拡大する。印刷業としての機能に磨きをかけ、勝ち残りを目指す方針だ。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

会社の危機で、感謝する心を学ぶ
久世良三[株式会社サンクゼール代表取締役]

勢いに乗って事業がうまく進むときがある。しかし、それがすべて経営者である自分の力だと思い込んでしまうと、後で手痛いしっぺ返しが訪れるもの。ジャムやワインなどの製造・販売、ワイナリーなどの運営を行う(株)サンクゼールの創業者である久世良三社長は、そうした塗炭の苦しみの中から、人に感謝することを学び、部下の声に耳を傾けていったという。

会社を強くする! 実践経営塾

デュアルシステムで人材を育てる

モノづくりを支える人材の育成を目指して、国がドイツをモデルにした「日本版デュアルシステム」を推進している。学校から企業に学生や生徒を送り込む長期継続型研修だ。若者の離職率が高い中で、ミスマッチをなくすことができれば、受け入れる企業にとっては有用な制度だ。だが、そこだけに目を奪われると、なぜモノづくり離れが進むのかという原因が見えなくなる。2社の事例を紹介し、人材育成のあるべき姿を考える。

チャレンジャー

アメフトと向き合う週末のため、毎日、すべての時間を本気で生きる
古庄直樹[アメリカンフットボール選手]

  • 団体競技で日本一になりたい。その夢に向かって、泥まみれの青春でした。
  • 1つの武器を磨けば、誰でもスターになれる。選手の多様性がアメフトの最大の魅力です。
  • 仕事を持ちながら競技を続けることの大変さとおもしろさ。生き方を問われます。