機関誌
マネジメントスクエア

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2015年 3月号 リード

ちば産業発達史

プロスポーツ
スポーツを愛好する土壌からプロスポーツクラブの誕生へ

高校生年代のスポーツの強豪として全国にその名をとどろかせた千葉県。そうした土壌のもとで、県内には千葉ロッテマリーンズ(野球)、ジェフユナイテッド市原・千葉(サッカー)、柏レイソル(サッカー)、千葉ジェッツ(バスケットボール)など、観客動員の大きいプロスポーツクラブが誕生している。これらのクラブスポーツに触れながら、プロスポーツが存在することの背景、意義を探ってみよう。

企業最前線

高度な歯科治療を通して健康の街づくりに貢献
柏の葉総合歯科・柏の葉小児歯科

昨年7月にオープンした柏の葉キャンパス駅前・ららぽーと柏の葉北館内に、かかりつけの歯科医院(1次医療)では治療困難な専門的医療を提供する2次医療の総合歯科と子どもが楽しみながらむし歯予防を実践できる小児歯科が開設された。子どもから高齢者まで、歯科分野での高度な治療を提供するとともに、内科と連携しながら地域住民の総合的な健康づくりを目指している。

豚の肥育を外部委託して大規模化。生産性アップにも取り組む
株式会社ヒラノ

(株)ヒラノは、産まれた子豚を外部農場に委託して育てるしくみによって、日本有数の養豚業者に発展した。2012(平成24)年からの中期経営計画では生産性アップにも注力。肥育成績に応じた委託手数料への改定、多産タイプのデンマーク産母豚の導入などの施策を矢継ぎ早に打ち出し、利益率は飛躍的に向上している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

“技能”から“技術”へ。そこから画期的な製品が生まれる
関 忠男[株式会社デクシス代表取締役社長]

外観検査装置の分野で画像処理技術に加え、その自動化システムも提供できるオンリーワン企業として(株)デクシスを創業した関忠男社長は、組織の枠を乗り越えたプロジェクト体制で技術を共有しながら、画期的な製品を次々とつくり出す。その一方で、アライアンス先の得意な分野にどんどん仕事を任せる方針を貫き、共存共栄の関係を築き上げている。

会社を強くする! 実践経営塾

知られざる資源を商品化、販路拡大を目指す

戦後、工業を中心に日本の社会が発展、産業構造が変化する影響を受けて、逆境に立たされたのが農業や漁業などの第一次産業だった。それは東京湾の漁業にも見ることができる。往時に比して魚獲量が減少傾向にあるという大きな課題に直面しながらも、新たな“資源”に着眼し、産業再生に向けて今後の方向性を模索する船橋市漁業協同組合。その取り組みを紹介する。

チャレンジャー

自分で選んだ道だから、全力で頂点を目指す
鈴木竜生[バイクレーサー]

  • やんちゃで活発、生傷が絶えなかった幼少期。4歳ですでに「闘いの場」に魅了されていた。
  • 命をかけるスポーツだから、自分の意志でやると決めた。強くなりたかったら、ストイックになるしかない。
  • 世界の舞台に身を置くことで、大事なことが見えてきた。一歩ずつ進んでいく先に、憧(あこが)れ続けてきた夢がある。