機関誌
マネジメントスクエア

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2015年 7月号 リード

まちづくり発達史

船橋市
新旧のまちに見る、活性化のカギ

62万人都市、船橋。その人口増を後押しした大きな要因の1つとして、1960(昭和35)年に始まる大規模団地の建設ラッシュが挙げられる。あいまって鉄道の新駅設置や新線開業が進み、沿線では宅地開発や駅前商店街が形成され、発展していった。東京方面への通勤の利便性や各種施設の充実による住みやすさを背景にマンション建設はなお盛んで、大規模マンションの建設も目立つ。こうした中から、大規模マンションが完成したばかりの新しいまち「ふなばし森のシティ」、1967(昭和42)年に入居が始まった習志野台団地とともに歩んできた商店街「JuJuきたなら」、県内トップクラスの乗車人員数があるJR西船橋駅の北口に広がる「西船橋商店会」の新旧3エリアを取り上げながら、まちの活性化に向けたヒントを探ってみたい。

企業最前線

地域に根差した営業で法人の信頼を獲得。高稼働率・低料金のビジネスモデルを実現
日進レンタカー株式会社

法人を中心に顧客ニーズに即したきめ細かな営業活動を展開するとともに、自社の整備工場でレンタカーの稼働率とコスト削減を追求し、業界トップクラスの高稼働率と低料金の提供を実現する。スタッフは全員が正社員、少数精鋭を貫く。独自の営業体制、店舗運営、マーケティングで顧客対応力を高め、着実な成長を続けている。

衣料品・服飾雑貨の検品・補修から物流までを一括受託
株式会社ハクホウ

(株)ハクホウは、衣料品・服飾雑貨の検品・補修サービスでは、日本を代表するリーディングカンパニーだ。取引先の店頭への商品配送、物流センターへの出張検品といった新規事業にも注力している。一方、スタッフの約9割が女性であることから、社内保育園をオープンし、安心できる子育てと就労の両立を支援するなど、優秀な人材確保にも取り組んでいる。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

バイオテクノロジーで昨日の不可能を今日可能にする
出雲 充[株式会社ユーグレナ代表取締役社長]

最近よく見聞きするようになった「ミドリムシ」ということば。ミドリムシ(学名・ユーグレナ)は豊富な栄養素を含み、次世代のバイオ燃料としての活用も期待されている。そのミドリムシを世界で唯一屋外大量培養しているのが(株)ユーグレナ。出雲充社長が創業してから2年間で500社に営業したものの販売の契約をしてくれた会社はゼロだったという。

会社を強くする! 実践経営塾

異分野への進出で経営基盤の強化を図る

現在の本業がいつまでも盤石である保証はない。異分野に進出し経営を少しでも安定させたいと考える経営者は多い。本業の優位性を活かせれば、それに越したことはない。だがなによりも必要なのは、あきらめずにやり抜く志だ。トップが牽引(けんいん)する中小企業だからこそ、その思いを実現させることは可能なのかもしれない。製品化に成功し、本格的に新ビジネスを立ち上げた2社を紹介する。

チャレンジャー

4年前に憧れた舞台で「世界一」に挑む
菅澤優衣香[サッカー選手]

  • 気がついたらサッカーのユニフォームを着ていた。不安も疑いもなく男の子と一緒にボールを追いかけていた日々。
  • 中学3年生で初めて女子チームに入団。女子には女子のサッカーがある、ということが 楽しくて仕方なかった。
  • 「なでしこのメンバーになりたい」という夢をずっと育ててきた。ワールドカップでは自分の力を出し切りたい。