機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2015年 9月号 リード

まちづくり発達史

香取市佐原
震災復興から次の段階へ進む観光の町

東日本大震災による県内の被災地の中でも、特に大きな被害を受けた自治体の一つが香取市だった。その中心街であり、観光の町・佐原では観光客が激減する。それを克服しながら、町の修復の先頭に立ったのが、市民だった。震災後、多くの民間団体が町をよみがえらせてきた経過を振り返っていく。

企業最前線

リール製造に特化し、世界のトップメーカーを目指す
株式会社三協リール

自動車の整備工場などで使用されるホースリールや電源用リールの製造に特化し、品質や耐久性、機能性、デザイン性など製品の優位性において他の追随を許さず、国内トップシェアを堅持。2007年グローバルブランドとして「TRIENS(トライアンス)」を立ち上げ、社内の意識改革を進めるとともに、世界を視野に入れた営業展開を本格化する。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

事業の核が「正義」で貫かれていれば、自然と支援者が集まる
山本 強[地盤ネットホールディングス株式会社代表取締役]

「無理が通れば道理引っ込む」という言葉があるが、ビジネスの世界でそれを認めていると、いつの日か社会的な信用を失っていくことになる。そして、住宅の地盤調査・改良工事の世界で一人、「正義」を貫くために新会社を立ち上げたその人が、地盤ネットホールディングスの山本強社長なのだ。

会社を強くする! 実践経営塾

企業理念の定着で危機を脱出

どんな企業も、多かれ少なかれ経営危機に直面したことがあるはずだ。外部環境の変化や想定外の事故、トップの舵(かじ)取りの失敗など、その原因はさまざまだが、そんな時、頼りにできる何かが必要になる。技術力や商品力の源となり、社員の気持ちを一つにまとめるもの。それを言葉にしたのが、企業理念やコーポレートメッセージと呼ばれるものだ。危機に際して自社の存在意義を問い直し、信用と業績の回復に成功した2社の例を紹介する。

チャレンジャー

ありのままの自分の声で歌の世界を「伝える」
坂下忠弘[オペラ歌手]

  • 昔から、思い込んだら突っ走る性格です。それが如実に現れたのは高校3年生の進路変更のときでした。
  • 音大、大学院、研修所……声楽をとことん学びました。その先で出会ったヨーロッパの先生たちが教えてくれた大事なこと。
  • いろんなジャンルの歌に挑戦していきたい。そして歌詞の一語一語に込められた思いを丁寧(ていねい)に伝えたいです。