機関誌
マネジメントスクエア
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2016年 4月号 リード
まちづくり発達史
印西市
新旧二つの魅力が融合しつつ発展を続ける
印西市は、東洋経済新報社が発表する「住みよさランキング」で4年連続全国一となった。その要因は千葉ニュータウンの存在にある。大型商業施設が集積し、鉄道や道路の整備が進む。住宅建設や企業進出の勢いはやまない。一方、市内には緑地や歴史スポットが多く残り、良好な環境を維持している。この多様な魅力が入り交じり、なお発展を続けている印西市。その現況をみていこう。
企業最前線
技術向上に注力し、新工法を開発。基礎工事の高い施工力で東南アジアにも進出
八州建機株式会社
設立から一貫してビルやマンションの場所打ち杭工事に特化。二次請けがほとんどだった受注は、重機ラインナップの充実や信頼向上への取り組みにより、ゼネコンとの直接取引となる一次請け案件を拡大。近年は震災復興や東京都心の再開発などで施工件数を伸ばし、さらにベトナムにグループ会社を設立、アジアでの事業拡大も目指す。
日本での高級チョコレートOEMの草分け。自社ブランド製品も積極展開
株式会社グランプラス
高級チョコレートとして知られるベルギーチョコレート。それをいち早く日本に取り入れ、日本人の嗜好に合った製品を生み出しているメーカーが(株)グランプラスだ。主軸だったOEM事業のうえに自社ブランドを育て、3年連続でモンドセレクション金賞を受賞するなど、着実に業績を伸長させている。東南アジアなど、海外への進出も視野に捉える。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
顧客に必要とされるビジネスモデルを築き、一緒に働く仲間である社員を幸福にする。
小方 功[株式会社ラクーン 代表取締役社長]
国内1000社強のメーカーと全国各地4万7000もの小売店を結んだ卸・仕入れサイトを運営するラクーン。創業社長の小方功氏は創業してから7年もの間、正社員を一人も雇わなかった。その理由は、経営者にとって大切な二つのことが確立できておらず、社員を不幸にしてしまう恐れがあったからだという。
会社を強くする! 実践経営塾
従業員満足度の向上で、業績を高める
顧客満足度(CS)を高めるためには、まず従業員満足度(ES)を高めなければならないとよく言われる。だが、どうすればよいかわからないという経営者も多いだろう。ESの向上によって会社の業績を伸ばすという発想ではなく、従業員の立場になってみることが、成功の第一歩となる。接客業と製造業で、ES向上と好業績を両立させている事例を紹介する。
・株式会社湯元館
・沢根スプリング株式会社
チャレンジャー
何度もやめたいと思ったのに結局ダンスに導かれています
紺野晃弘[ダンサー/ダンスインストラクター]
- 子どもの頃はまじめで学級委員をやるタイプ。でも運動は大嫌いでした。ダンスと出会ったのは高校生になってからです。
- ニューヨーク、バンコク、千葉、奈良、仙台……直感に導かれ、いろいろな場所でダンスを続けてきました。
- 日本一の指導者に選ばれたのはまったく予想外の出来事。どんな未来が待っているか自分でも楽しみです。