機関誌
マネジメントスクエア

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2016年 6月号 リード

まちづくり発達史

常に最先端を行く“未来”の都市像
幕張新都心

「職・住・学・遊」が集積し「未来型国際業務都市」を目指して開発されてきた幕張新都心。バブル崩壊後の景気低迷や都心回帰等により計画どおり事業が進まず厳しい局面が続いていたが、近年は前向きな動きが加速しており、東京オリンピック・パラリンピックの開催を前に、大きく発展する機会が訪れている。“未来”を追求しつづける街の成り立ちから現在の動きまでを追ってみた。

企業最前線

集成材の魅力を徹底アピールし、国産・県産木材の利用拡大を目指す
株式会社ティ・エス・シー

木の端材を有効活用する集成材の製造会社としてスタート。取り扱う木材の豊富さやサイズ・デザイン加工の自由度、迅速な配送など、顧客の要望にきめ細かに応じる製造・加工・販売体制をいち早く構築。木材の地産地消にも取り組み、昨年は本社工場内にモデルルームを開設、国産材・県産材の利用拡大を目指す新たな事業に挑む。

商圏を絞り込み顧客ニーズを深掘り。オーダーメイド/汎用品の両面で飛躍
スズキ機工株式会社

オーダーメイドの産業用機械装置を製作するスズキ機工(株)は、自社から1時間以内に行ける顧客としか取り引きをしないという、ユニークなメーカーだ。その代わり、現場のニーズにきめ細かく対応し、ユーザーの悩みを解消するための新商品も次々開発。超極圧潤滑剤「LSベルハンマー」といったヒット商品も生み出している。

創業社長のことば――わたしのリーダー論

命懸けの“志”を持っているのか。そう自分に問うたとき、道は拓けた。
青野慶久[サイボウズ株式会社 代表取締役社長]

どんな創業経営者も、どこかで壁にぶつかるもの。そして、その壁を打ち破り、一段上のステージへ進めるかどうかは、本気になって真剣に立てた志のあるなしで決まる。グループウェアで国内首位のサイボウズ(株)の青野慶久社長は、次々と社員が辞めて行った際にそのことに気づき、「グループウェアで世界一になる」という志を打ち立てる。

会社を強くする! 実践経営塾

“接客力”をアップする

小売業にとって「接客」は古くて新しいテーマである。人を呼び込むのも、逆に遠ざけてしまうのも、接客の仕方ひとつにかかっているといってもよい。接客と一口にいっても、そこにはさまざまな要素が介在する。お客と接する販売担当者の教育訓練はもとより、店舗や売り場の作り方も差別化の大きなポイントになる。接客力を高めて売上アップにつなげるには、どのような方策をとればよいのだろうか。参考になる二つの事例を紹介する。
・株式会社ザ・コスモス
・株式会社PLANT

チャレンジャー

最高峰を目指して世界の波に挑む
大原洋人[プロサーファー]

  • 小学生の頃から毎日海へ。サーファーの先輩たちにテクニックも生き方も教えてもらいました。
  • カリフォルニアの海で同世代の実力者にもまれて過ごした中学時代。成長するのが楽しかった。
  • 壁を乗り越えて掴(つか)んだ大きな勲章。まだまだ上を目指して波に挑みつづけます。