機関誌
マネジメントスクエア
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2017年 3月号 リード
まちづくり発達史
新駅舎・駅ビルの開業を起爆剤に中心市街地の活性化を目指す
千葉市中心市街地
2016年11月20日、リニューアル工事が進んでいたJR千葉駅とエキナカ商業店舗の一部が開業した。駅東口・西口の周辺でも再開発計画が進む。その一方で、昨年11月千葉パルコが閉店、今年3月には三越千葉店が撤退する。郊外店や通販など他業態との競合が激化するなか、千葉市中心市街地はまちとしての魅力をどのように打ち出していくのか、現在の取り組みを紹介する。
企業最前線
地元密着の不動産・建築事業、グループの連携で発展
株式会社平成物産
茨城県神栖市エリアを基盤として、土地売買を専門とした不動産事業でスタート。その後、大規模な賃貸アパート事業での成功を足がかりに、建築・土木会社やリフォーム会社を設立し、顧客からのあらゆるニーズに対応してきた。地元密着を標榜する堅実経営で、地域トップレベルの不動産・建築事業グループへ発展している。
食品汚泥を微生物で分解。廃棄物ゼロの処理プラントを開発
三和コスモス環境株式会社
食品汚泥などの有機物を微生物によって分解する有機物処理プラントを開発。廃棄物を埋めない、燃やさない、流さない画期的な施設は、2016年11月に千葉県の産業廃棄物処分業許可を取得し、稼働を開始した。県内の食品工場や病院、学校などと処理契約を結んでおり、将来は処理量の拡大や食品コンビナート等からのプラント建設受注を目指す。
会社を強くする! 実践経営塾
ここがポイント、海外展開成功の秘訣
国内だけに販売先を求めずに、海外にも営業展開すれば大きな市場がある。理屈ではわかっていても、なかなか行動に踏み切れなかったり、どこから手をつけてよいのかわからないという企業が多いのではないだろうか。だが、海外展開に成功している企業を見ると、そのハードルは意外なほど低いことがわかる。今回はそんな先例となる中小メーカー2社を紹介する。
・株式会社メトロール
・株式会社ヤナギヤ
創業社長のことば――わたしのリーダー論
“思い”は語り続けることで“信念”に変わる。
阿部公祐[株式会社ファンデリー 代表取締役]
日本初の栄養士による食事宅配サービスを始めたファンデリー。しかし創業当初、顧客は増えず、苦しい経営状況。そうした中、創業社長の阿部公祐社長を支えたのは、「豊かな社会を築くために、絶対やりとげる」という思いだった。その思いを語り続けるうち、それはやがて信念に変わっていった。
チャレンジャー
伝える力を鍛えれば、きっと人生はうまくいく
木暮太一[ビジネス書作家]
- 小学校は空手、中学では陸上。スポーツが得意でした。中学2年の時に出会った分かりにくい授業が転機に。
- 学生時代に自主制作した経済学入門書が大ヒット。「教えたい」を体現するため、作家の道を選びました。
- ビジネスにも人生にも「分かりやすく伝える」スキルが役に立つ。それを広めていきたいです。