機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2017年 9月号 リード
まちづくり発達史
「成田国際空港の更なる機能強化と地域経済の発展について」
――成田国際空港の機能強化と今後への展望
国土交通省、千葉県、空港周辺9市町、成田国際空港株式会社の4者で構成された「成田空港に関する四者協議会」において、新滑走路建設や現滑走路延伸など施設の整備、また夜間や早朝の利用時間制限の緩和など成田国際空港の機能拡充に向けての検討が続けられている。背景には、旅客や貨物を巡る国際航空競争の激化や観光立国に向けて訪日観光を一層促進させる国の政策がある。こうした動きを踏まえ、2017年5 月23日、パネルディスカッション「成田国際空港の更なる機能強化と地域経済の発展について」(主催:千葉県経営者協会)が開催された。その報告と、コーディネーターを務めたちばぎん総合研究所 取締役社長・水野からのレポートをお届けする。
- 第1部 パネルディスカッション報告
- 〈パネラー〉
諸岡靖彦[千葉県経営者協会 副会長、米屋株式会社代表取締役CEO]
菅澤英毅[多古町長]
木内博一[農事組合法人和郷園 代表理事]
日向野 裕[前・日本通運株式会社 成田空港支店支店長]
〈コーディネーター〉
水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長] - 第2部 レポート
- パネルの総括と空港の機能強化の地域の発展にむけて
水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]
企業最前線
顧客満足を追求し、地域から信頼されるハロー動物病院を運営
株式会社むげん社
1989(平成元)年の開院当初から早朝診療や電子カルテの導入などに取り組み、競合の激しいペット診療業界のなかで顧客からの信頼を獲得してきたハロー動物病院。現在は船橋と新鎌ヶ谷の2院体制で相互補完し、先進的な医療技術への取り組みやスタッフの充実など顧客満足度の向上に注力。県内でもトップレベルの診療体制を誇る。
地域医療と福祉サービスの充実に向け、スポーツクラブで人材確保
医療法人社団緑祐会
永野病院の経営を主力に、介護老人保健施設「梅香苑」などを手がけ、グループ法人の社会福祉法人市原うぐいす会とも密接に連携しながら市原市南部の医療・介護のインフラづくりを進める緑祐会。グループ法人として株式会社VONDS市原の設立を支援し、サッカーやソフトボールのクラブチーム、スポーツ教室、イベントなどを運営して地域の活性化や人材確保にもつなげている。
会社を強くする! 実践経営塾
女性視点で新風を吹き込む
女性の発想や感覚を活かしたマーケティングや商品開発をという掛け声はよく聞かれる。だが、それを実現するのはなかなか難しい。では女性が経営者となることで、何ができ、何が変わるのだろうか。男性の経営者にとっても、大いに参考になるはずだ。女性視点で会社を変えていった老舗の食品会社と生活用品メーカーの事例を紹介する。
・株式会社比叡ゆば本舗ゆば八
・平安伸銅工業株式会社
創業社長のことば―わたしのリーダー論
何がお客様に支持されるのか。そこには業種を超えて共通するものがある。
吉楽 裕[株式会社エム・ワイ・ケー 代表取締役]
「11分のカットで1500円」を売りにする美容室「イレブンカット」を運営する(株)エム・ワイ・ケーは、2000年の創業以来右肩上がりの成長を続ける。創業社長の吉楽裕氏は52歳で魚屋からの転業という異色の存在。しかし、だからこそ既存の常識に捉われることのない、「定価格」「短期間」などの画期的なサービスを次々と創り上げることができた。
チャレンジャー
「人間って憎めないし、かわいい」と、ぼくの噺で感じてもらいたい
柳家吉緑[落語家]
- 小学校の文集に書いた将来の夢は「お花屋さん」。ヘアメイク、演劇とまわり道をして……
- 「落語はずるい!」が出会った時の印象。気づいたら病みつきになっていました。
- 師匠の柳家花緑はどんな時も手を抜かない。ぼくも謙虚な気持ちで幅を広げていきたいです。