機関誌
マネジメントスクエア

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2017年 12月号 リード

まちづくり発達史・特別編

圏央道・外環が繋ぐ
千葉・埼玉の未来を考えるシンポジウム
<パネリスト>
石川晋平[小湊鐵道株式会社 取締役社長]
刈屋輝彦[西武バス株式会社 常務取締役]
<コーディネーター>
水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]

2月に圏央道の茨城県区間が開通し、千葉県と埼玉県が高速道路で繋がった。延伸により交通量は確実に増加している。2017年度末外環道県内区間(三郷南IC―高谷JCT間)の開通が予定され、高速道路の広域ネットワーク化が一層進むことになる。そこで今回、千葉県と埼玉県で交通事業を展開する小湊鐵道株式会社・石川晋平社長と、西武バス株式会社・刈屋輝彦常務を招いて、10月に「千葉・埼玉の未来を考えるシンポジウム・第2弾」を開催した(第1弾は3月開催・本誌5月号掲載)。その模様を抄録する。

企業最前線

最適フィットを実現し、アスリートも絶賛。“結ばない”靴ひもが大ヒット
株式会社ツインズ

家電や健康用品の企画・製造・販売を手がける傍ら、趣味のランニングから新たな靴ひもを着想し、伸縮自在の“結ばない”靴ひも「キャタピラン」を開発。プロアスリートからも高い評価を受け、靴の大手小売が専用コーナーを設置するなど業績も拡大、注目を集めている。今後は海外への販路開拓も目指す。

お風呂のプロフェッショナルとして入浴文化の新たな価値を創造する
バスリエ株式会社

風呂用グッズのオンラインショップ「お風呂のソムリエSHOP!」を運営し、入浴剤などの自社ブランドも開発。“快適なバスタイムから豊かな暮らしを実現する”を理念に、適切な入浴を普及させるための「バスリエ検定」、法人顧客向けのセミナー開催やグッズ販売をサポートする「プラスバスリエ」などの取り組みを展開する。一般社団法人を立ち上げ、日本のお風呂文化のユネスコ無形文化遺産登録をも目指す。

会社を強くする! 実践経営塾

地域の未利用資源を商品につなげる

多くの地域には、これまで活用されていなかったさまざまな資源がある。しかし使えないと思っていたものでも、製造機器や加工方法の工夫により、商品になることもある。現状に満足せず、「もったいない精神」とともにチャレンジ精神を持ち合わせていれば、身近なところで未利用の地域資源が見つかるのだ。食品加工とインテリア雑貨分野で新商品を開発し、ビジネスの幅を広げている2社の事例を紹介する。
・有限会社スズ市水産
・有限会社木村木品製作所

チャレンジャー

千葉県唯一の〝市場女子〟
土橋桃代・本松 唯・村上紘子[千葉市地方卸売市場勤務]

千葉市美浜区の千葉市地方卸売市場で、野菜と果物を取り扱う千葉青果(株)。2017年春、新入社員として3人の女性が採用された。女性が市場の営業職に就くのは千葉青果では初、県内でも今はここだけとのこと。千葉青果では、事前に社内でセクハラ防止研修を行うなど、女性の働きやすさに留意しつつ、3人を迎え入れたという。入社から半年、会社の期待に応えて女性セリ人をめざし奮闘する3人に話を聞いた。