機関誌
マネジメントスクエア

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2018年 7月号 リード

まちづくり発達史

県内の道路交通に大きな変革をもたらす
外環道、ついに開通

1969年の都市計画決定から半世紀、東京外かく環状道路(注1)の千葉県内区間が、6月2日、ついに開通した。千葉県と埼玉県や北関東方面とのアクセスの飛躍的な向上をはじめ、整備効果は幅広く、大きい。今回はその事業推進に当たった国土交通省 関東地方整備局の泊宏局長に、外環道建設の経緯や特徴、期待される効果、さらに現在進められている道路計画について、お話を伺った。

【対談】
泊 宏[国土交通省 関東地方整備局 局長]
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水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]

企業最前線

ユーザー視点に徹し自動車用のパーツ・工具の開発で成長
ニューレイトン株式会社

自動車用のパーツや工具のオリジナルブランドを開発、カーショップやホームセンターなどへの販売を中心として事業を展開。自らは開発に徹し、海外に生産を委託して品質維持・改善の取り組みを進める。ユーザー視点のものづくりによって、軽量でありながら強風に飛ばされない三角停止表示板、女性でも簡単にタイヤ交換ができる自動車工具などアイデア商品を次々に生み出している。

会社を強くする! 実践経営塾

デザインで勝機をひらく

デザインは商品の売れ行きを左右する大切な要素だと理解していても、なぜデザインが重要なのか、どうやって活用すればよいかが分からないという経営者も多いはずだ。実は商品の姿形を決めるプロダクトデザインだけでなく、セールスプロモーションなどでも ビジュアル要素が大きな役割を果たす。キャラクターデザインもそうした一例だし、商標デザインは経営の根幹にも関わってくる。今回はデザインを経営に取り込んで成功につなげた2社の事例を紹介する。
・株式会社エンジニア
・株式会社八天堂

創業社長のことば

思いはただひとつ、「一人でも多くの消費者にマッシュルームのおいしさを伝えたい」
高橋和久[株式会社ワキュウトレーディング 代表取締役社長]

国内で唯一、「マッシュルーム専門商社」というユニークな業態で成長しているのが(株)ワキュウトレーディングだ。生産者と販売者の仲を取り持ち、マッシュルームの国内生産と消費の拡大に取り組んでいる。生産者には技術指導を行い、生産者が生産したマッシュルームは同社が流通させる。そこにはフロンティアならではの知恵と工夫、そして何よりも一途な情熱があった。

チャレンジャー

“道楽の域”が6次産業に発展「棒もちの旨さを日本中に広めたい」
小林淑子[第45回毎日農業記録賞、最優秀賞受賞者/「いちおし海匝(かいそう)の味ネット」初代会長]

  • 軽トラにトウモロコシを山積みにして飛び込み営業。行商の面白さに目覚める
  • 朝市で出した棒もちは売れ残るどころか大人気。もちつきは週1度から日々の日課に。
  • 広がる農村女性起業家の輪。仲間と考案した「いち押しバーガー」も人気に。