機関誌
マネジメントスクエア

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2019年 3月号 リード

ちばぎん総合研究所創立30周年記念座談会

イノベーションと差別化に挑み続ける
―ものづくりの魅力―<前編>

古谷乳業株式会社 代表取締役社長 古谷裕彦
株式会社ミヤコシ 代表取締役社長 宮腰 亨
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株式会社千葉銀行 取締役頭取 佐久間英利
[司会]株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長 水野 創

会員企業の若手経営者を招いて(株)千葉銀行・佐久間英利頭取と語り合っていただくシリーズの3回目。今回ご登場する古谷裕彦社長(古谷乳業(株))はB to Cで地域密着型の食品メーカー、宮腰亨社長((株)ミヤコシ)はB to Bで全国さらには海外への展開を進める印刷機械メーカーを率いる。業種やタイプは異なるが、製品の品質や技術水準が高いことに変わりはなく、千葉県の製造業の実力を感じさせる対話となった。2回に分けてご紹介する。

まちづくり発達史・特別編

千葉県の観光動向と地方創生
―新たな局面を迎える観光立県“ちば”

◎第1部 千葉県の観光動向
小高正浩[株式会社ちばぎん総合研究所 調査部 主任研究員]
◎第2部 観光を軸にした千葉県内の地方創生に向けた動き
水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]

2020東京オリンピック・パラリンピックを控え、国の観光先進国に向けた活発な情報発信が展開されるなか、千葉県では体験型観光ニーズの高まりや道路環境整備、インバウンド観光客増加などを背景に地域特性を活かしたさまざまな観光振興への取り組みが見られる。ちばぎん総合研究所では、2018年11月8日に「千葉県の観光動向と地方創生セミナー」を開催し、県内観光の現状や課題を整理し、取り組みの方向性について提言した。

企業最前線

介護現場の改革一筋。福祉の新たなスタイルづくりにチャレンジ
社会福祉法人千歳会

理事長の左敬真氏は、大学院修了後に入浴特化型デイサービス「いきいきらいふSPA(スパ)」を全国展開するなど、独自のスタイルで介護業界をけん引。その一方で、介護職員が取り組み事例を競う「介護甲子園」を立ち上げ、全国7200事業所以上が参加する巨大イベントに育て上げた。2016年からは、千葉と東京で各種介護事業を展開する社会福祉法人千歳会で介護現場の改革や人材育成に注力している。さらに今年は障がい者福祉事業もスタートする予定だ。

会社を強くする! 実践経営塾

見えてきた「無人店舗」の時代

海外からの労働者受け入れを拡大する法案が成立したが、今、労働力不足は深刻な問題だ。その対応策の一つとして注目されているのが無人店舗だ。遠隔通信システムや画像認識などITの進歩がそれを支える。だが、無人にすれば良いのではなく、人と技術を併用して消費者が利用したくなるような価値を生み出さなければ利用されない。無人店舗の参考になる二つの先行事例を紹介する。
・株式会社JTB
・ハウステンボス株式会社

チャレンジャー

「職人のための職人であれ」の精神で良質なタマゴ作りに邁進します。
北川貴基[有限会社北川鶏園 代表取締役]

  • 労働者に梨をぶつけられ・・・。2年間のアメリカ研修で農業への意識が大きく変わる。
  • 経営危機で始めた飛び込み営業は失敗続き・・・。しかし、パティシエの言葉で“自社製品”の強みに気づく。
  • 効率や量よりも質を重視。祖父の代からの、手間ひまを惜しまない経営が強みに。