機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2019年 9月号 リード

まちづくり発達史

大都市に挟まれた小さなまちのポテンシャル
習志野市

東側が県庁所在地で政令指定都市の千葉市に、西側が中核市で県内第2の人口を持つ船橋市に接する、県内の市部で2番目に小さな市、習志野市。市内にはJR総武線・京葉線、京成本線・千葉線、新京成線が通り、さらに東京メトロ東西線がJR津田沼駅に乗り入れる利便性、都心から30km圏内という好条件もあって、県内でも有数のベッドタウンとなっている。近年はJR津田沼駅南口の再開発や公共施設の建て替えなどもあり、活気が絶えない。習志野市の発展の経緯と現況をレポートする。

企業最前線


しなやかな対応力で勝ち残る市進グループ。
次代を見据え「総合教育サービス企業」へ邁進
株式会社市進ホールディングス

高度成長による教育熱の高まりとともに市川市を地盤に学習塾や予備校経営で発展。2011年には学研ホールディングスと資本提携し、幼児や学童保育、高齢者介護など事業の多角化を進め、「総合教育サービス企業」としての事業再構築を図る。“教育現場への戦後最大のインパクト”とも言われる教育改革を2020年度に控え、市進もまた大きく変わろうとしている。

IT活用で鮮魚の新たな流通を構築。水産業界の活性化に挑戦する
株式会社フーディソン

 ITを活用して漁業の活性化に貢献することを目指して起業。飲食店専用の生鮮品仕入サイト「魚ポチ」、鮮魚小売店「sakana bacca(サカナバッカ)」、フード業界に特化した人材紹介サービス「フード人材バンク」など3つの事業を展開し、鮮魚流通に旋風を巻き起こす。当面は物流の効率化に向けての取り組みを拡大し、サービスの一層の充実を図る考えだ。

会社を強くする! 実践経営塾

少量生産で商機をつかむ

大量生産、大量販売で商品をさばくのが効率的というのが高度成長時代のビジネスモデルの主流だった。その常識が通用しなくなって久しいが、薄利多売で収益性が低くても大ロット生産を続けている企業も多いのではないだろうか。長年続けてきたやり方を切り換えるのは勇気がいるが、少量生産で新事業を展開し、苦境を抜け出して成長している中小企業もある。そんなメーカー2社の事例を紹介する。
・株式会社ドゥ・ワン・ソーイング
・株式会社友桝飲料

2020カウントダウン―パラスポーツレポート

パラスポーツ普及とアスリート育成支援に取り組む
[千葉県障がい者スポーツ協会]

開催まで1年を切った東京オリンピック・パラリンピックに向けて、県内ではさまざまな取り組みが行われている。一般社団法人千葉県障がい者スポーツ協会では、障がい者スポーツの普及を進めると共に、県のスポーツ大会などを通じて有力アスリートの発掘や支援に力を入れている。千葉市稲毛区の同協会事務局を訪ね、古川正美常務理事兼事務局長に活動内容を聞いた。

チャレンジャー

捨てられるだけではもったいない! ジビエの普及に第2の人生を懸ける
齋藤 章[ジビエメーカー「野生工房」代表]

  • 捕獲された鳥獣のほぼすべてが捨てられるのはもったいない! その思いからジビエの道へ。
  • 「臭くてまずい」イメージを払拭するため、新たな洗浄殺菌法を確立。3度目の正直で特許取得。
  • 若手の料理人や大学とコラボしてジビエの美味しさを伝えたい。