機関誌
マネジメントスクエア
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2020年 10月号 リード
鼎談
コロナ禍の千葉県経済と将来像
森田健作[千葉県知事]
佐久間英利[株式会社千葉銀行 取締役頭取]
前田栄治[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]
森田健作千葉県知事と佐久間英利頭取には、本誌1、2月号において、千葉県経済同友会の設立45周年記念提言「千葉県の30年後の将来像」やその後の台風被害についてお話を伺いました。今回は、6月30日にちばぎん総合研究所の社長に就任した前田栄治も加わり、前回対談後に発生した新型コロナウイルスの感染拡大と行政・経済界の対応、および7月28日に頭取(同友会代表幹事)から知事に手交した「千葉県の30年後の将来像~自然災害・コロナ禍を踏まえた追加提言~」についての鼎談をお届けします。
企業最前線
ESCO事業や公立校での太陽光発電で自治体と連携してエネルギーを供給。地域の総合エネルギー事業会社を目指す
京和ガス株式会社
流山市を拠点に柏市の一部までに都市ガスを供給している京和ガス(株)。2005(平成17)年のつくばエクスプレス開通によって供給エリアに3駅が新設され、大型商業施設の進出や住宅増加に伴い、2020(令和2)年7月に契約数は5万9000件に達した。創業50周年を間近に控え、地域に根ざしながら新事業にも取り組んでいる。
CRIフォーカス
国内在住外国人の就職や生活をサポートするラウンジ
「GOWELL TOWN」を銀座に開設
ゴーウェル株式会社
今年5月、国内に住む外国人向けの国際交流ラウンジ「GOWELL TOWN」の1号店が、東京・銀座の並木通りにオープンした。外国人は無料で利用でき、無線LAN・電源が使えるフリースペースやイスラム教の祈祷室を備える。運営会社のゴーウェル(株)は、コロナ禍による失業や生活での困り事などを抱える外国人を支援するため、就職や在留資格等に関する情報を提供するほか、イベントや各種セミナーなどを開催し、外国人の拠り所となるコミュニティづくりに取り組んでいる。
会社を強くする!実践経営塾
新製品の開発でコロナ感染対策に貢献
新型コロナウイルスが、経済活動に大きな影響をもたらしていることは言うまでもない。売り上げが大きく落ち込んでしまった企業も多いが、見方を変えれば自社のノウハウや技術、強みを活かして、社会にどう貢献するかが改めて問われているとも言える。今回は、小回りが利き、臨機応変な対応が可能な中小企業が、コロナ感染対策に貢献する製品を開発した例を紹介する。そこに新製品を生み出すためのヒントを見つけることも出来るはずだ。
・株式会社高野縫製
・パール楽器製造株式会社
チャレンジャー
天体衝突の科学に没頭してきた私にとって、はやぶさ2での経験は夢のような時間でした。
和田浩二[千葉工業大学 惑星探査研究センター 主席研究員]
- 駐車場の広っぱで友達と一緒に夜空を見上げた小学生時代。地球を含めた惑星の成り立ちに興味を抱くようになりました。
- 世界初の実験は課題だらけ。すべてを完璧に準備して一発で仕留めなければならない。
- 衝突実験は想像を超える出来。その瞬間を捉えた画像が届くと、10分近く称賛の拍手が続きました。
創業社長のことば
「熟成が加わるとワインは人を感動させる」
〝チームフィラディス〟で国内においしいワインを広めたい
石田大八朗[株式会社フィラディス 代表取締役社長]
日本のワイン消費量は30年間で3倍以上に拡大しているが、欧米各国と比較すると、1人当たりの年間消費量はまだ少ない。そうしたなか日本においしいワインを紹介し、成熟したワイン文化を根付かせたいとの企業理念を掲げているのが、2003年8月に設立された(株)フィラディスである。創業の経緯や会社の成長過程での苦労などを、石田大八朗社長に聞く。