機関誌
マネジメントスクエア

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2020年 11月号 リード

まちづくり発達史・特別編

新たな湾岸道路に関する座談会
湾岸地域の新たな道路が拓く千葉の未来

<パネリスト>
青木信之[千葉港運協会 会長/山九(株)執行役員・東日本エリア長]、
赤星健二[千葉県経済同友会 幹事/赤星工業(株)代表取締役会長]、
轟 朝幸[日本大学 理工学部 交通システム工学科 教授]、
水野 創[(株)ちばぎん総合研究所 取締役会長]
<コーディネーター>
木場弘子[フリーキャスター/千葉大学 客員教授]

千葉県の湾岸地域は、京葉工業地域をはじめ首都圏の経済活動を支える重要な拠点を有し、今後も港湾機能の強化や物流施設の立地が見込まれている。一方で、慢性的な交通渋滞の発生が課題となっており、その解消に向けて「新たな湾岸道路」を建設する計画が検討されている。実現すれば、交通アクセスの向上によって、千葉県の更なる発展が期待される。そこで今年8月、千葉県経済同友会ほか県内経済5団体および千葉県の主催で、「新たな湾岸道路に関する座談会」が開催された。その抄録を掲載する。

企業最前線

50年にわたる金網フェンスの製造・施工で技術を積み上げ特許を取得。太陽光関連、鳥獣害対策のフェンス需要にも応える
海保金網株式会社

敷地の内外を隔てる金網フェンスや有刺鉄線、護岸用のじゃかごや崩落対策で使われるかごマットの製造・施工を手掛ける海保金網(株)。金網製造業界は、国土強靭化対応など土木・建築の需要増といった明るい兆しはあるものの、ニーズの変化や人手不足など課題は山積みしている。業界団体の会長などを歴任した海保勝治社長に、これからの経営の舵取りについて聞いた。

会社を強くする!実践経営塾

清掃活動で地域とつながる

社屋や工場の周辺の清掃活動をする会社は珍しくない。日頃お世話になっている地域に貢献するとともに、住民の理解を得ることで、企業活動にプラスになる側面もある。さらに社員のモチベーションを高めて、業績アップの一助にもなり得る。今回は貴重な環境資源である干潟の保全に取り組むメーカーと、地域のシンボルとなっているお城の清掃を実施する工事会社のボランティア活動を紹介する。
・アシザワ・ファインテック株式会社
・白鷺電気工業株式会社

チャレンジャー

次世代を担う人たちが困ることのない医療提供体制をつくっていきます。
吉村健佑[千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター センター長/特任教授]

  • 地域の需要に応じて、医療提供体制を再編する。それが私たちの役目です。
  • 経営者や診療科部長に会って、その思いに耳を傾け、信頼関係を構築していく
  • まだ誰も成功したことがない試み。期限は限られていてもやれるだけやりたい

文化を活かす 文化を育む

千葉商工会議所 部会合同セミナー
コロナと新しい街づくり

第1部【基調講演】
千葉市における新型コロナウイルス感染症防止策について
川口真友美[千葉市 副市長]
第2部【パネルディスカッション】
新型コロナウイルス感染症と中心市街地の街づくり
<パネリスト>
川口真友美[千葉市 副市長]、
栗原洋一[千葉銀座商店街振興組合 理事長/栗原興産(株) 代表取締役]、
神野真吾[千葉大学 教育学部 准教授]
<司会>
水野 創[千葉商工会議所 自由業部会部会長/(株)ちばぎん総合研究所 取締役会長]

地域経済に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症。厳しい状況が続く中、感染防止対策に取り組みながら経済活動を活性化することが求められている。それには何が必要で、どのようなことをしたらよいのか。今回、コロナ禍による危機を踏まえた千葉市中心市街地における「新しい街づくり」の方向性を考えるセミナーが、オンラインによるライブ配信形式で開催された。その模様を抄録する。