機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2021年 1月号 リード

魅力ある千葉の観光

多様な観光資源を活かし、魅力を高める
─千葉県観光の動向─

千葉県は、東京都心からのアクセスがよく、豊かな自然環境、圧倒的な人気を誇る東京ディズニーリゾート、日本の玄関口である成田空港などの拠点もあって、国内外からの観光客がバランスよく増加してきた。しかし2019年に受けた未曽有の台風被害や、昨年の新型コロナウイルス感染症拡大が状況を一変させ、現在は全国同様厳しい局面を迎えている。
 感染症拡大防止に配慮した近場への旅が推奨される今こそ、県民が地元の観光の魅力を再発見する好機だ。そこで本誌特集では、本号よりさまざまな角度から千葉県の観光を紹介していきたい。シリーズ1回目は、2 018 年9 月に当社が取りまとめた調査報告書「新たな局面を迎える観光立県“ちば”~ 2 0 2 0 東京オリンピック・パラリンピックとその後を見据えて~」も踏まえつつ、現在の観光の動向を整理してお届けする。(本稿は2020年12月11日までの情報を基に構成)

2020ちば経済生産性シンポジウム

大転換期における千葉経済
存続・発展可能な組織を目指す
~リスクマネジメントの再構築と働き方を考える~

上田悦久[シーマ・ラボ・ジャパン(株) 代表取締役社長]
富樫美加[(一社)日本テレワーク協会 主任研究員]
松﨑 毅 [キッコーマン(株) 常務執行役員CHO]
前田栄治[(株)ちばぎん総合研究所 取締役社長]

新型コロナウイルスの影響で、人々の考え方や働き方が大きく変化し、企業にも、働く人にも、新しい組織のあり方や働き方が問われている。今回の生産性シンポジウムでは、BCP(事業継続計画)やテレワークなどの推進に焦点を当て、それらを生産性向上にも結びつけながら、事業活動の持続的な発展さらには千葉経済の活性化につなげていくといった観点から議論が行われた。その抄録をお届けする。

企業最前線

まちのガソリンスタンドからカーライフの町医者的存在に。人材育成に尽力し新車販売や保険など次々と新事業に参入
ヤブサキ産業株式会社

県北西部を中心にサービスステーション( ガソリンスタンド)の運営や車関連事業など、トータルカーライフサービスを展開するヤブサキ産業(株)。価格競争や消防法改正への対応に伴うコスト増、若者の車離れやハイブリッド車の普及などの逆風が吹き、ガソリンスタンドが年々減少するなか、同社は販売数量・販売拠点を倍増させてきた。さらに、板金工場、車販店舗を立ち上げるなど、ワンストップでサービスを提供する体制を拡充している。地域に密着し「お客様のカーライフを町医者以上の身近な存在としてサポートする」をモットーに挑戦し続ける薮嵜康一社長に今後の展望を聞いた。

会社を強くする!実践経営塾

拡大する「おひとり様」市場

晩婚化や非婚化が進み、単身者が増えている。さらにコロナ禍によって「一人利用」を対象としたサービスも拡大している。2020年に発表された矢野経済研究所の調査では、15の「おひとり様」関連分野のうち13分野で前年より拡大し、今後も「おひとり様」市場は拡大していくと予想している。これまで家族や友人と利用するのが当たり前で、一人で行くには敷居が高かった分野もある。そこにこそ「おひとり様」市場のチャンスがある。今回は飲食業と旅行・宿泊業で商機をつかんだ2つの事例を紹介する。
・株式会社焼肉ライク
・有限会社きたもっく

チャレンジャー

世代や立場を超えてつながれるのが本の魅力。いつか「チーバくん」の絵本を作ります!
坂崎千春[絵本作家・イラストレーター]

  • 幼いころから本が大好きで、ペットを主人公にした絵本を手作りしていました。
  • 千葉県の地図を眺めていて閃いた「チーバくん」。皆さんに長くかわいがってもらって幸せです。
  • 本の中でなら、行ったことのない場所に自由に行き来できる。