機関誌
マネジメントスクエア

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2021年 3月号 リード

魅力ある千葉の観光

海・山の自然資源をベースに
都市型観光が共存する中房総
上総・夷隅地域

鋸山、鹿野山、神野寺と、県内屈指の名山古刹を擁して古くから多くの旅人が訪れた。内房の遠浅の海辺は潮干狩り、外房の入り組んだ海辺は海水浴や別荘地として人気を集めた。やがて高度成長の終焉とともに観光客は減少したが、東京湾アクアラインの開通や大型商業施設の立地などで再び活気を取り戻す。一方で少子高齢化、人口減少の課題に対して新たな取り組みも見られる。多彩な要素を持つ上総・夷隅地域(市原市、木更津市、袖ケ浦市、君津市、富津市、勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿町の7市2町)を見ていこう。
【対談】上総地域の将来像と「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス」
─小湊鐵道・石川社長に聞く
石川晋平[小湊鐵道株式会社 代表取締役社長]×
前田栄治[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]
(小湊鐵道より、トラベルサービス部トロッコ列車担当・印南 篤部長/営業サービスソリューション室待合室カフェ担当・高橋沙織室長が同席)

CRI フォーカス

設備投資、その前に
~税制優遇施策のフル活用にはプロのアドバイスを!~
税理士法人 山田&パートナーズ

事業者にとって大きな経営判断のひとつである事業拠点の新設・増設や生産設備の更新といった設備投資。それに伴う資金調達手段として銀行融資に加え、ものづくり補助金などの補助金活用も一般的となってきた。一方、補助金と同じ公的支援策でも見落とされがちなのが税制優遇(減税措置)である。さまざまな制度を漏れなく活用することで、設備投資後のキャッシュアウトを抑え、経営資源を次の一手に回すことも可能となるため、早期に専門家を交えた対策を講じる意義がある。

企業最前線

半導体製造用の感光材で世界トップ。新工場を建設し、全世代の感光材を供給できる生産体制を拡充する
東洋合成工業株式会社

世界的な半導体の需要増に対応し、主力製品のフォトレジスト用感光材とその関連材料を増産する東洋合成工業(株)は昨年10月、香取郡東庄町の千葉工場内に第4感光材工場を新設した。この分野で世界市場のトップシェアを誇る同社は、70年近く前の1954(昭和29)年に創業。世の中のニーズの変化に対応して新規事業をゼロから立ち上げてきた歴史を持つ。「レガシー産業のベンチャー」として、変化の激しいIT産業の動きを先取りする木村有仁社長に、10年先のビジョンを語ってもらった。

会社を強くする!実践経営塾

エコ時代の販売術「量り売り」

スーパーやコンビニでは、食品や食材をパック詰めで買うのが一般的だ。だが、昔は店で欲しい分だけ量ってもらい購入していた。この量り売りは、必要なだけ買えるのでロスが減り、エコライフが見直される現在、再び注目を集めている。今回は菓子やナッツ類などの量り売りを始めた大型量販店と、惣菜をグラム単位で売る独立系コンビニの取り組みを紹介する。
・株式会社良品計画
・株式会社大津屋

チャレンジャー

「失われたものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」
“パラの父”の言葉を胸に。
秦 由加子[パラトライアスロン選手]

  • 義足を見られているようで自信が持てなかった
  • 競技用の義足で走った時、ふわっと浮く感覚に感動
  • 「今度はあなたがその役割を果たす番よ」とサラは微笑んだ