機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2021年 4月号 リード

魅力ある千葉の観光

東京近郊という立地を活かし、
都市型観光拠点として交流人口の拡大をリード
ベイエリア

ベイエリア(千葉市、習志野市、市川市、船橋市、浦安市の5市)は、旧街道沿いに著名な寺社、史跡が残る一方で、東京ディズニーリゾートを筆頭とするアミューズメント施設、大型展示会や会議などのイベント施設、スポーツ、コンサート、美術や歴史、文化に関連する諸施設が県内で最も集積している都市型観光エリアだ。現在もなお、新たな施設の計画が進む。そんな当該エリアの観光動向を概観してみたい。
【対談】拡張リニューアル後の千葉市美術館を訪ねる
河合正朝[千葉市美術館 館長]×
前田栄治[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役社長]

千葉県企業誘致相談会

千葉の魅力、ポテンシャルをPR
<プロモーション動画を配信開始>

千葉県では、毎年、東京や大阪などで「企業誘致セミナー」を開催し、千葉県における立地優位性についてPRを行ってきた。だが2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により開催が困難となったため、同セミナーに代わる取り組みとして「企業誘致プロモーション動画」を新たに制作し、昨年12月17日から特設サイトや県のホームページ等を通じて配信を開始している。また、今年1月26日には、千葉県への立地に興味を持つ企業関係者などに向けた「企業誘致相談会」をオンライン配信にて開催した。本稿ではその抄録を紹介する。
千葉の魅力─インフラ面、雇用面に強み―
松永哲也[(株)ちばぎん総合研究所 専務取締役]
千葉県の企業誘致施策について
千葉県商工労働部企業立地課

日本経営品質賞 受賞企業に聞く

2020年度日本経営品質賞を受賞。
コロナ禍にも負けない磐石な体制づくりへ
株式会社オオクシ

「上質なサービス・設備を手軽な価格で提供すること」をコンセプトに、「カットオンリークラブ」や「カット:ビースタイル」等の6ブランドで、県内を中心に直営55店舗の理美容店を展開する(株)オオクシ。業界の過当競争により経営を取り巻く環境が厳しさを増す中、19年連続で増収を続けている。年間総来店客数は106万人に及び、コロナ禍のもとでもほぼ前年並みまで業績を回復した。2020(令和2)年12月には、日本生産性本部が設立した委員会が選出する「2020年度日本経営品質賞」(中小企業部門)を受賞。1軒の理容店から多店舗展開、そして経営品質が高く評価されるまでの軌跡を大串哲史社長に聞いた。

企業最前線

戸建て住宅事業を中心に“人の暮らし”に寄り添う事業を展開。コロナ禍のなか、ネットでさらなるチャンス拡大を目指す
トミオグループ

ローコスト住宅メーカーのFC事業から、建築棟数を限定して顧客一人ひとりの声にしっかり向き合う家づくりへ方針転換し、新たな評価を得た(株)トミオ。経営の多角化にも取り組み、現在は本社のある千葉市若葉区高品町の「トミオヴィレッジ」内に展開する雑貨・インテリアショップやカフェ、写真館、美容室などをはじめ、介護付き有料老人ホームや保育園の運営、ソーラー事業、外国人材の受け入れ事業、海外事業など多岐にわたる事業を展開している。コロナ禍においては、ネット利用普及に対応するためにサイバーマーケティング部を立ち上げた。ピンチをチャンスに変えてきた同社の取り組みを大澤成行社長に聞いた。

会社を強くする!実践経営塾

サテライトオフィスで実現する新たな働き方

コロナ禍の中、リモートワークが思ったよりも簡単に導入でき、さまざまな業務を支障なくこなせることが分かってきた。それとともに通信ネットワークで本社や既存の拠点とつなぐサテライトオフィスへの関心も高まっている。「三密」を避けるための方策としてだけではなく、サテライトオフィスを自由度の高い働き方や新たなビジネス展開に活用する動きも見られる。そんな中小企業2社の取り組みを紹介する。
・株式会社ペンシル
・株式会社アリエス

チャレンジャー

アメリカやドイツでプレーした経験を活かして車いすバスケを日本にも根づかせたい。
香西宏昭[プロ車いすバスケットボールプレーヤー]

  • 12歳で出合った車いすバスケ。スピードが出て小回りが利く競技用車いすが面白かった。
  • 渡米後はストレスばかり。他人と比べることをやめて、ネガティブな感情から解き放たれる。
  • 多様な選手で構成される車いすバスケの魅力は戦略性。それを最大限に活かしてメダル獲得をめざします。