機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2021年 9月号 リード
魅力ある千葉の観光
全国屈指の温泉地を有する“温泉県”
その特徴と可能性を探る
―ちばの温泉
温泉といえば火山地帯に湧出するというイメージが強いが、必ずしもそうではない。千葉県には火山がないが、良質な温泉は多く、温泉地の数も国内屈指に上る。特に内房から外房、銚子にかけて多く広がっているため、温泉施設で美しい海の景観や新鮮な魚介等を堪能できることが大きな特色だ。今回は“ちばの温泉”をテーマに、その特徴と可能性を探ってみよう。
企業最前線
材木商から住まいと暮らしの「総合企業」へ。
木材の可能性を追求し、次世代へ継承する
ひらいホールディングス株式会社
ひらいホールディングス(株)を持ち株会社とするひらいグループは1952(昭和27)年に製材業で創業。その後、木材や建材などを供給する流通事業、プレカット事業、住宅建築事業に参入し、現在は住宅以外の中・大規模木造建築事業や、買い取り・リノベーション事業、不動産管理業・仲介業など、幅広い領域をカバーする「住生活総合企業」へ業容を拡大している。木を原点として発展してきた歴史をもつ企業として、2017(平成29)年8月には「木育(もくいく)」推進の取り組みとして「ウッドスタート宣言」をするなど、木材の可能性を追求する同社の夏井宏一郎社長にお話を伺った。
CRIフォーカス
軽量で錆びず、自由に組み合わせできるプラスチック製ロッカー「Myプラロッカー」を販売。学校等での導入が進む
株式会社LEC
2012(平成24)年に電気通信工事会社として設立され、その後中古車販売や飲食業など多角化により増収増益を続ける(株)LEC。現在は、プラスチック製の軽くて錆びないパーソナルロッカー「Myプラロッカー」の販売事業に力を入れており、私立学校を中心に導入が進んでいる。夜間や停電時には発光し誘導に役立つ「ホタロッカー」や、転倒防止・防犯対策部品などの開発のほか、環境に優しい再生プラスチックを採用した新製品開発にも取り組む。この分野のリーディングカンパニーとなることを目指す山田輝社長に今後の展望を聞いた。
野菜や果物を使ったグルメに収穫体験
“1日中遊べる農業テーマパーク”をコンセプトにした観光施設がリニューアル
株式会社成田ファームランド
「健康な土で育った農産物は体に優しく美味しい」をテーマに、堆肥を使った独自農法にこだわり、農業の奥深さと可能性を発信している(株)成田ファームランド。いちご狩りやブルーベリー狩り、野菜果物の直販、手作りの洋菓子販売などを手掛けてきたが、これまで以上に楽しめる観光農園を目指し、今年7月31日に「1日中遊べる農業テーマパーク」としてリニューアルオープン。これまでの軌跡を辿りつつ、今後の可能性を探った。
会社を強くする!実践経営塾
オンライン活用で広がる新サービス
コロナ禍がきっかけとなり、リモート勤務やオンラインでの商談が当たり前になりつつある。それだけでなく顧客との接点でも、オンラインを活用するサービスが考案され始めている。ITツールの普及や通信環境の向上で、中小企業でもこうしたサービスを導入できる環境が整ってきた。今回は、実店舗を展開しながらB2Cのオンラインサービスを展開している2社の事例を紹介する。
・有限会社ならがよい
・株式会社ビッグ・ママ
チャレンジャー
人間の汗や尿を活用して発電するウェアラブルバイオ燃料電池で医療や介護、スポーツ分野に貢献
四反田功[東京理科大学理工学部先端化学科 准教授]
- 映画で見たエネルギー装置が化学に興味を抱くきっかけに
- 素晴らしいモノを生み出すか、ろくでもない人生を歩むのか
- 化学が面白いのは偶然の出会いや予想外の発見があるから
文化を活かす 文化を育む
オリンピック・パラリンピック開催に向けてのこれまでの取り組みの成果と今後の千葉市経済の活性化に向けて
【基調講演】神谷俊一[千葉市長]
【パネルディスカッション】[パネリスト]粟生雄四郎[千葉商工会議所 副会頭]、神野真吾[千葉大学教育学部 准教授]、神谷俊一[千葉市長]/[司会]水野 創[株式会社ちばぎん総合研究所 取締役会長]
今年開催の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、千葉市は計7競技の会場となった。新型コロナウイルス感染拡大により、オリンピック競技は無観客で開催されたが、本大会を契機に、スポーツ、文化・芸術などを通じた新たなまちづくりはどのように進んだのか。その取り組みの内容を確認するとともに、レガシーをどう定着させていくのか。今後の千葉市経済の活性化に向けて、識者による闊達な議論が展開された。その模様をお届けする。(2021年7月12日、オンラインライブ配信)