わたしの意見-
水野 創

2020年オリパラ成功に向けた「気運の醸成」

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役会長]

(「(株)ちばぎん総研BusinessLetter」2016年7月21日号に掲載)

水野 創[ちばぎん総合研究所取締役社長]

 いよいよリオ・オリパラが迫ってきた(8/5~21、9/7~18)。リオが終わると次は東京だ。

 オリパラの成功には「チケットが完売し、全競技場満員の観客で埋まること」、オリンピックに比べ特にそうした状況にするのが難しいパラリンピックで実現することが一つの条件だ。

 もっとも、国立競技場、エンブレムに続き都知事選でも水を差され、準備の遅れと共に大会成功に向けた「気運の醸成」も遅れている。都知事選の世論調査でも「新知事に最も力を入れてほしい政策」の中で、「東京オリパラの準備」は5%で10項目の選択肢のうち8番目にとどまっている。因みに1位は「医療福祉」30%、2位は「少子化対策・子育て」15%、3位は「景気・雇用」15%となっている(7/18日経新聞)。

 この間、2020年、幕張メッセではオリパラ合計7競技が開催されるが、その成功に向けた「気運の醸成」のために取り組むべきこととして、「競技理解」、「認知度向上」、「試合観戦」の3点が上位に指摘されている(19日公表の千葉市経済懇話会会員アンケート結果【表】)。

 注:(1)(2)とも2つ以内回答

 オリンピックの3競技(フェンシング、テコンドー、レスリング)は人気競技だが、パラリンピックの4競技(ゴールボール、シッティングバレーボール、テコンドー、車いすフェンシング)については上記3点は必須だと思う。国、組織委員会、関係自治体、国民全体で盛り上げていけるよう願っている。

 【本社移転のお知らせ】
弊社は平成28年7月25日(月)本社を移転します。引き続きよろしくお願いいたします。

●当ウェブサイトに記載されているあらゆる内容の著作権は、株式会社ちばぎん総合研究所及び情報提供者に帰属し、いかなる目的であれ無断での複製、転載、転送、改編、修正、追加など一切の行為を禁じます。