機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2007年 11月号 リード
房総をゆく
我孫子市
自然と文化に包まれた水辺の街の東西盛衰記
街は3つに分かれる。西の<我孫子地区>、東の<布佐地区>、中間に位置する<湖北地区>。それぞれに栄枯盛衰の歴史がある。3つの地区がどのようにからみあい発展してきたのか、その変遷をたどってみよう。
会社を強くする! 実践経営塾
シリーズ・環境保全に取り組む(3)
「省エネを実現する」
業種別に省エネの数値目標を設定し、各企業の達成度を公表する制度の創設などを政府が唱える時代になってきた。そもそも省エネ対策は地球環境保全ということだけではない。中小企業にとって、確実にコストダウンにつながる。今回は、自社へのメリットを明確にとらえ、省エネ対策に積極的に取り組む2社を紹介する。
「二代目」の挑戦
社員が働きやすい環境をつくる
竹尾 正[アドレス通商株式会社代表取締役社長]
アドレス通商㈱は本誌をはじめ、雑誌やDM、カタログ等を発送するメーリング・サービスのパイオニア。その後も次々と業務範囲を拡大。昨年発売したEC(電子商取引)事業者向け規格内定額制の物流サービス「アド通パック」も好調で、2007年3月期の売上高は前年比6.3%増の107億円に達した。03年、創業者の子息で、大手信販会社出身の竹尾正氏が叔父の後を継ぎ四代目の社長に就任。さらなる事業・業務拡大と、中小企業の長所を伸ばす社内改革に挑み続けている。就任5年目の自分を「見習い期」と位置づける竹尾社長の経営手腕とは――。
企業最前線
先進の指紋認証システムをマンションやオフィスに導入
株式会社シーモン
従来はまれだったマンションにおける指紋認証システム。その導入を大胆に推進するのが㈱シーモンだ。大手メーカーと提携しオフィス向けにも次々に新製品の開発を続ける。セキュリティ製品のマーケット拡大が見込まれる中で、さらなる飛躍を目ざしている。
先駆者の着眼
競合他社が進出できない小商圏で、複合大型書店を展開
株式会社山洋堂書店
2006年、全国で閉店した書店は1,100店舗を超え、新規開店約400店舗を大きく上回る。しかし、売り場面積は逆に増加傾向にある。都市部の駅とその周辺、郊外型大規模複合商業施設などを中心に、大型書店が出店される傾向にあるためだ。それに伴い都市部での大型店同士の競争は厳しさを増している。一方、多店舗展開、商材の複合化を早くから進めてきた㈱三洋堂書店は、出店戦略でも独自のビジネスモデルを確立。人口2万人程度の商圏でも成り立つ書店経営を実現した。
チャレンジャー
ショパン生誕200年に向けて、ポーランド音楽を広めたい
根津理恵子[ピアニスト]
- 今年のお正月明けに、母校の市川市立富貴島小学校で、演奏会を開きました。子どもたちとの交流は、本当に楽しくて大好きです。
- 2000年、東京芸大の二年生のときに、ショパンコンクールに初挑戦。でも、大きな不安に駆られたんです。私はこのままピアノをやっていて果たしていいのだろうかって。
- 会場の雰囲気に圧倒されて、1曲目は手が震えました。そこで思い切り深呼吸をして2曲目はのびのび。会場の「気」が逆にパワーになりました。