機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2008年 11月号 リード
房総をゆく
浦安市
水がはぐくんだまち、水と闘ってきた人々
県内で最小の市。しかし、東京ディズニーリゾートをはじめ、林立するホテルや企業の法人税、固定資産税などに恵まれ、財政力は全国のトップクラス。福祉や文化の環境も充実している。繁栄するこのまちの礎(いしずえ)を築き、災害や難題と向かい合ってきた人たちの苦闘を中心に歴史をたどってみよう。
会社を強くする! 実践経営塾
定年どうする?
60歳以降も従業員の雇用継続を義務付ける改正高齢者雇用安定法の施行から2年半───。各企業は、再雇用制度の導入や定年延長、定年廃止等で対応しているものの、いまだ高齢者の継続雇用に戸惑う企業は少なくない。その根底には、高齢社員の位置付けや活用の方針が明確化されていないという問題がある。今回は、高齢者を自社のコア人材として積極的に活用している2社を紹介しよう。
復活のシナリオ
答えはすべて現場にある
株式会社ナベル
鶏卵全自動選別包装システムを日本で初めて開発した(株)ナベル。大手電機メーカーの下請けから同分野に新規参入し、現在は国内シェア70%のトップメーカーに成長している。 すべてが順調だった1986年、海外のライバル企業から突然、特許侵害で訴えられ、年商に匹敵する賠償金を請求された。特許紛争終結の翌年には、営業トップを国内のライバル企業に引き抜かれ、シェアを大きく落とした。しかし南部邦男社長は、2つの経営危機をいずれも乗り越えた。2006年には経済産業省「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれている。ピンチをチャンスに変えた南部社長の発想とは――。
企業最前線
施設の開発・運営に特化し、物流効率化に貢献
プロロジス
世界21か国に延べ5,040万㎡の物流施設を所有、総資産額が4兆2,000億円を超える世界最大の物流施設専門の不動産開発会社・プロロジス。1999年の日本法人設立と同時に、物流効率を大幅に向上させる施設を全国各地に展開、日本の物流効率化に貢献しているとして注目を集めている。
チャレンジャー
「一生役者」の精神で、いろんな役を生き切っていきたい
吉田朋弘[役者]
- 手賀沼公園が家のすぐ近くにあって、ザリガニ釣りから秘密基地まで、ひととおりの遊びはしました。学校からの帰り道、普通なら20分のところなのに、寄り道ばかりして、1時間もかかっていました。
- 小1のときに初めてミュージカル『オズの魔法使い』を見て、「これだ!」って感じた。でも、中学校の演劇部は女子だけなので入部を断念。発表会に特別出演して、“おいしいとこ取り”をしていました(笑)。高校は演劇科に進み、3年間は、ほぼミュージカル三昧(ざんまい)。だけど、まだ、何かが足りないと……。
- 大切なのは、役を「生きる」ことだと思う。役に成り切るとか、せりふをうまく言うとかじゃなく、舞台に上がり、その瞬間を役として生き切る。それが一番大事だな、と。