機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2009年 6月号 リード

房総をゆく

八千代市
川とともに歩んできた総合都市

「八千代市は新川から始まっています」――八千代市立郷土博物館・展示室のビデオのナレーションは、こう始まる。八千代市の歴史をはぐくみ、刻んできた新川と人々のかかわりを軸に、八千代の歩みをたどってみよう。

会社を強くする! 実践経営塾

キャラクターで商店街を活性化

まちづくりのシンボルとして、キャラクターを活用するケースが各地で見られる。ことに商店街の場合、イメージシンボルがあることで、他の商店街との差別化が図れるとともに来街者の親しみが増し、リピーターの拡大にもつながる。今回は、地域の民話に由来するカッパのオリジナルキャラクターと、日本人の永遠のヒーロー“ウルトラマン”で商店街の活性化に挑む2つのケースを紹介する。

復活のシナリオ

1人の100歩より100人の1歩
新潟原動機株式会社

新潟原動機(株)の前身は、1919年に日本初の船舶用ディーゼルエンジンを開発した名門、(株)新潟鐵工所。だが、2001年11月、製造業としては戦後最大の負債(総額2,270億円)を抱えて倒産、各事業は支援先企業に譲渡された。原動機関連事業は、(株)IHI(旧石川島播磨重工業(株))の出資で設立された新潟原動機が受け皿となり、再建を図ることになった。IHIグループから事業家管財人代理として送り込まれ、後に初代社長に就任したのが、関根三馨(みかお)顧問である。IHIのエネルギー事業、業績不振のグループ会社の再建に手腕を発揮した関根顧問は、いかにして名門企業の復活を成し遂げたのか。

企業最前線

社員の意識改革と品質・生産性の向上で大きく飛躍
株式会社田中精機

機械部品加工の田中精機は、トップの意欲的な経営姿勢により、バブル崩壊などの困難も乗り越え、成長を続けてきた。優れた品質と生産性で受注を増やし、2007年には新工場の建設でさらに規模を拡大。昨年からは社内改革の取り組みを強化し、自社ブランドの開発にも力を注いでいる。

チャレンジャー

あの世にいく寸前までアニメをつくれれば最高ですね
文原 聡[アニメディレクター]

  • 日産自動車「NOTE」のテレビCMで僕のキャラクターたちがナンセンスなギャグを連発しています。作者は相当おもしろい人間だろうと期待されているみたいですが本人はあまりにフツウなので皆さん会うとがっかりされますね(笑)。
  • 日本のアニメを見ていてこうすればもっとおもしろいというアイデアがたくさんあった。例えば、声優のアドリブ。テレビのバラエティー番組はアドリブで展開しているのに何でアニメではやらないのかな、と。
  • CGをやり始めたころから外国人っぽいテイストだといわれます。なぜか子どものころから海外に対する憧(あこが)れがありました。向こうのアニメって独特の笑いの間みたいなものとかユーモアがあるんです。