機関誌
マネジメントスクエア

マネジメントスクエア

2009年 11月号 リード

ちば ビッグプロジェクト

水郷十六島開拓
400年、水と闘い続けてきた不屈の人々

利根川・常陸利根川・横利根川――。いずれも「利根川」の3文字がついてまぎらわしいが、3つとも水量豊かな大きな川だ。この3つの川に囲まれたエリアの歴史をたどってみると、黙々と開拓に取り組み、米をつくり、洪水と闘ってきた無名の人々の姿が浮かんでくる。

企業最前線

「家族」をコンセプトに、安心してくつろげる飲食店を展開
株式会社一家ダイニングプロジェクト

居酒屋「こだわりもん一家」、浜焼き・磯料理店「大漁一家」、ラーメン店「漁だし亭」を展開する一家ダイニングプロジェクト。「家族」や「わが家」をコンセプトに、現場力を重視した店舗運営、きめ細かなサービスでリピーターを増やし、業績は堅調に推移している。

復活のシナリオ

次の100年を生き抜く「経世済民」経営
両備グループ

両備グループは、1910(明治43)年に岡山市と西大寺市(現在の岡山市東区)を結ぶ鉄道会社として創業した。戦後の高度経済成長期以降は、運輸・観光事業を主体としながら、情報サービス、生活関連分野へと事業の多角化を推進。売上高約1,400億円、約7,000人の従業員を擁する一大企業グループへと発展した。次の100年に向けた変革と再構築を進める同グループの小嶋光信代表は、経営理念に「忠恕(ちゅうじょ)(まごころからのおもいやり)」を掲げ、和歌山電鐵貴志川線をはじめ、地方公共交通の再建に積極的に取り組む。昨年からは東京進出を本格化させ、地方企業としての生き残りを賭(か)けた挑戦を続けている。

会社を強くする! 実践経営塾

情報セキュリティ――わが社の対策

情報社会の進展は、ビジネスや人々の暮らしに利便性をもたらす一方、個人情報の大量流出や外部からの不正アクセスなど、情報社会ならではの事件・事故を多発させている。いかに自社の情報を守るか。企業にとって、情報セキュリティ対策は喫緊の課題だ。それは技術的対策だけではない。運用・管理面など、総合的に対策を講じる必要がある。2社の事例から情報セキュリティにおけるポイントを探ってみよう。

チャレンジャー

彦坂知己[シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」テクニカル・ディレクター]
独特の世界観とクオリティを保ちつねに最高のステージを届けたい

  • ニューヨークで生まれ、アメリカと日本と行き来しながら育ちました。長じて外国人アーティストの日本公演スタッフという仕事に就(つ)きました。ショーの「ライブ感」が大好きだったんです。
  • シルク・ドゥ・ソレイユの不思議ワールドに連れ込まれ、日本初の常設ショー「ZED」のスタッフに志願。舞浜での奮闘が始まります。
  • 6つの部門を統括するテクニカル・ディレクター。クオリティと世界観をいかに継続していくか、そのためにできることを探し続けています。