機関誌
マネジメントスクエア
マネジメントスクエア
2010年 5月号 リード
ちば ビッグプロジェクト
小金牧の放牧と開墾
下総台地に生きた野馬と人間の物語
「牧」とは、つまり「牧場」のこと。馬や牛を放牧し、供給する場所を指す。徳川幕府は、房総に3つの広大な牧を設け、直接管理した。実際の牧は、柵で囲まれたのどかな牧草地というイメージではなく、野生の馬が駆け回り、狼や野犬が出没する荒々しいものだったようだ。房総の歴史は、この「牧」を抜きにしては語れないといわれる。3つの牧の1つ、「小金牧」の歴史をたどってみよう。
企業最前線
国内トップレベルのレーザー加工技術で、躍進
有限会社ティー・エル・シー
大型金属中厚板のレーザー加工専門業者として、国内屈指の技術力と設備を誇るティー・エル・シー。長年にわたって培ってきた加工技術、レーザー切断機のオペレーション・ノウハウは、橋梁などの大型建築物から看板などの美術的建築物まで、幅広い分野での金属切断をリードしている。
創業社長のことば――わたしのリーダー論
「現状否定と現状打破」が企業の活力を生む
飯田 亮[セコム株式会社取締役最高顧問]
リーダーとしてのもっとも大切な仕事は、考え、下した決断を実行していくこと。日本初の警備保障会社・セコムを創業した飯田亮取締役最高顧問(以下、社内呼称の代表)ほど、このことを大切にし、会社を育ててきた経営者はいないだろう。しかし、その道のりは決して平坦なものではなかった。飯田代表のことばの中から、あるべきリーダーの姿を学ぶ。
会社を強くする! 実践経営塾
省エネ対策、わが社の工夫
重油価格の高騰などを背景に、エネルギーコストが上昇傾向にある。また、政府が2020年までにCO2マイナス25%(1990年比)を宣言し、事業者にもCO2排出削減が強く求められるようになってきた。今や省エネによるコスト削減と地球温暖化防止は企業にとって大きな課題だ。今回は、積極的に環境対応策・省エネ対応策に取り組む2社を紹介する。
チャレンジャー
マラソン選考会を勝ち抜き目指すは、ロンドン五輪での金メダル
佐伯由香里[マラソン選手]
- 小学校のマラソン大会ではいつも1番。中学・高校と陸上部で走っていましたが、将来の夢はあくまで「学校の先生」でした。
- 高校3年生のインターハイで、小出監督が声をかけてくれました。夢をかなえたいのならチャンスは逃したくない。迷った末にマラソンに賭ける決心をしたんです。
- 憧れの高橋尚子さんの著書をバイブルに、陸上を極めていきたいです。ねらうはロンドン五輪での金メダリスト!